短編1
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【BARRELS弐】

大学四年の夏休みのことでした。

アルバイトもなく暇に過ごしていたある日、友人2人が「温泉にでも行かないか?」と、電話・・・

片道3時間もかかる温泉だったが、暇なので行こう♪と即答した。

ナビもセットして出発!

何事もなく温泉に着くはずが着いたのは・・・

周りに民家もなくて高い塔の頂点に十字架がついてる建物を目の前にして3人は

「場所違うだろ!」

「なんでだろう?」

「不気味なかんじだな」

「人住んでないんじゃない?」

3人とも刑務所のように高い壁に囲まれた巨大な洋館を前にしてなぜか気持ちがたかぶっていた。

「多分廃墟だろう?入ってみるか!」

壁に足場を付けて登ってみた

「お〜っ!」ホラー映画そのもの教会の廃墟が目の前に見えた

「温泉入って夜にまた来ない?」と、1人が言う・・・

そうだ目的は温泉だったんだよなと思い出す自分がいた

温泉は廃墟から数キロ離れた場所に見つかり三人ともこれから行う「肝試し」の話題で盛り上がっていた

今思うに、この時ナビが何故誤作動していたのか?なんて気にもとめていなかったのが不思議です。

温泉を楽しむと言うよりも夜まで時間をつぶしてイザ

「肝試しへ!」

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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