私の従兄弟のYが実際に体験した話です。
Yは私の3つ年下で当時同じ団地の私が一階、従兄弟は四階に住んでいました。
Yは霊をよく見るらしく、亡くなったはずの私の同級生が歩いてるのを絶対に見たと言い張り、数えてみると四十九日だった…というような事もありました。
私が今でも鮮明に覚えているのがYが中学3年の時の話です。
田舎だったので遊ぶ所もなくYは友人二人と廃墟のアパートに忍び込もうとしたそうです。
夜の8時過ぎにアパートの前で待ち合わせをしたそうなのですが
着いた瞬間、人ではない何かがアパートの中から自分を見ているのに気づいたそうです。
当然Yは怖くなり「やっぱりやめよう」
と言ったそうなのですが
友人二人は「怖いなら下で待ってればいいじゃん」
と言い廃墟の塀を上り始めたそうです。
Yは一人で待つのも怖いし、友人二人も心配だったのでしょうがなく後に続いたそうです。
廃墟のアパートは四階建てで四階の隅にはおじさんが一人いたそうです。
降りようとするとそのおじさんはやはりついて来たそうですが
凄く怖いとか、悪い感じはしなかったので放っておけばいなくなると思ったそうです。
しかし、その帰り道友人と自転車でお墓の前を通った瞬間、お墓にいた霊が一斉にYの方にワーっと向かってきたそうです。
その時にYは憑かれたようで友人に抱えられるようにしてなんとか帰ってきました。
Yは「女が一人入ってきた。部屋の隅にいる」と言っていましたが
その日は時間も遅かったし次の日Yは大事なテストだったので(勉強しろよ)自業自得だという事になり、学校が終わったらお祓いに行こうという事になりました。
続きになります。
長文&駄文すみません。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話