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短編2
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夢の女

お遍路さんに行きました。

1日目におきた出来事の話です。

1日目初めてなのでよくわからないまま出発しました。

3番札のお寺まで行った時

お寺の人「この時間だし、4番は時間的に無理だけど5番なら行けるよ」と言ってくれたので5番札へ向かいました。

ギリギリ納径に間に合い、野宿場所を探してました。

雨が降ってきたのでお遍路さん休憩して下さいと書いてある喫茶店へ行くと定休日でした。

少しベンチで休んでいたら中からおばちゃんが出てきて話を聞きました。

あそこの道を少し行った所に善根宿(無料宿泊施設)があるよと言って善根宿表もくれました。

お礼を言って少し歩くと、元建設会社のプレハブ小屋(善根宿)がありました。

そこで一泊したのですが怖い夢を見ました。

3日目の善根宿で松河くんという同い年の男の子と仲良くなり一緒に周り初めました。

いくつかの難所をこえながらたわいのない会話をして盛り上がってました。

盛り上がってきたので怖い話大会♪とか言いながら1日目に見た夢の話をしました。

俺「1日目善根宿に泊まってんな、その時怖い夢見て…」

松河「善根宿泊まったんやええな、俺なんか神社で野宿やったわ」

俺「マジ?寺の近くの神社やろ?よう寝れたな」

松河「蚊に刺されて目パンパンなったわ!」

俺「パンパンなったんや!でも、あんな薄気味悪い神社でよう寝るわ!呪われんぞ」

松河「ハハ、どっかにショボい暴走族がおってな、パラリラ♪パラリラ♪が下手くそすぎて教えに行ったろかって思ったわ」

俺「暴走族とか懐かしい」

松河「で話戻るけど夢って?」

俺「夢でな、女が寝てる俺を覗いてくるねん」

「………」一瞬沈黙した後

松河「それって髪の長い女?」

俺「そうそう!たぶん美人っぽい感じのストレート」

松河「俺も見た……」

俺「嘘やん!ワンピースやったか?」

松河「そう!で、色白やろ?」

俺「せやねん、覗いてるけど顔はわからんやろ!」

松河「そう、なんかブツブツ言いながらやねん」

俺「わかる!なんかつぶやいてたな、しかも髪が顔につきそうになるねん」

松河「そう!でな、次の瞬間寝てる自分と覗き込む女をもう一人の自分が見てるねんよな」

俺「せやねん、それで夢から覚める」

松河「うわ〜全く一緒やん!ぶち怖ぇわ」

俺「うわ怖っ!二度寝したら蜘蛛に襲われる夢やったわ」

松河「蜘蛛は知らんわ、ってか二度寝する気なったな〜すげえわ!」

その後夢に出てこないので

俺達の中ではあの辺りにいる奴らしいという事になった。

5番札の近くにいるみたいです。

すごく覗き込んでくるのでもし夢に出てきたらすぐにわかると思います。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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