これは、私が本で読んで面白かったので、是非皆さんにも読んでもらいたいと思ったので投稿しました。
ある学校であった話です。
警備員さんが夕方遅く見回りをしていると、二階の女子トイレのドアが一つだけしまっていました。
そこで「トントン。」とノックしたところ、中から「トントン。」と返事が返ってきました。
一時間ほどたちました。さっきの二階のトイレが気になって仕方がないので、もう一度戻ってきたところ、ドアはやはりしまったままです。心配した警備員さんは、
「大丈夫ですか。」
と、優しく声をかけました。
すると、中から女の人の声で、
「すみませんが、かみがないのです。」
と困りきった声がしました。
警備員さんは急いで紙をとってきました。
そして、中の人に、
「紙を持ってきましたよ。」
と言いました。
ところが、中からは何の返事もありません。
そこで、「トントン。」と軽くノックをしました。
すると、ドアがゆっくり開きはじめて、その間から白い女の手がすうっと出て来たかと思うと、
「その紙じゃない。この髪だ!」
大声と共に、警備員さんの髪の毛を鷲掴みにして引っ張りました。
怖い話投稿:ホラーテラー HIさん
作者怖話