小さい頃の話
住んでいた団地にぼっちゃんと言うおじさん(障害者の人)がいました。
近所の子達と遊んでいると必ずぼっちゃんがやって来ました。
最初はあまり関わらないようにしていたのですが、ふとしたきっかけで仲良く遊んだりしていました。
ある日俺と弟だけで遊んでいると、ぼっちゃんが通りました。
ぼっちゃんと声をかけたのですが、こちらを向いてそのまま帰ってしまいました
30分後またぼっちゃんが現れました。
ぼっちゃん遊ぼと言うと何かつぶやいていました。
ブツブツブツ
今日のぼっちゃん変だな?と思っていると…
ぼっちゃんが殺してやると言いながら走って来ました。
鬼ごっこか何かと思い逃げていたら、殺されると弟が泣きだしました。
弟にただの鬼ごっこやろ!と言うと弟が「包丁持ってる」と…
振り返るとぼっちゃんは本当に包丁持ってました。
その瞬間パニックになり泣きながら逃げまわりました
近所のおばちゃんが通りかかるまでタコの形のスベリ台のまわりを何周も逃げまわりました。
人間ってパニックになると一定の動きしか出来なくなるんです。
あの時は、本当に死ぬかと思いました。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話