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短編2
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子捨ての池4

すいません、仕事で遅くなり1日空いてしまいましたね。では続きです。

久しぶりに池につくと俺達は驚きました。

なんと池全体が白く濁った状態でした。まるで入浴剤を入れたみたいに。

池の祠の前で俺らは土下座するようにいわれ、キレ気味のオッサンにビビりながら渋々土下座するとオッサンは持ってきた酒瓶を口にぐいっと含み、俺達に吹きかけてきました。

あまりのことに俺らは騒然。

「キッタねー!!!」「ナニすんだよくそじじい!!!」

とぎゃあぎゃあ騒ぎたてました。オッサンはそんな俺らに一喝。驚いた俺らに見向きもしないで経を読みはじめた。

経を読みはじめて数分でこの前のように辺りの音が消え、静まり返った。

俺はその辺から強烈な寒気を感じガクガクと震えていた。サルとネズミはそうでもなかったらしい。

そしてさらに経がクライマックス的な事に差し掛かると池にも変化が生じてきた。

濁りが消えていくというか、入浴剤入りの風呂からどぶ川に徐々に戻っていった。そしてなぜか鞠が一つ浮かんできた。

オッサンはそれを棒でちょいちょいと手繰り寄せると服の裾で拭いて高いもんでも持ってるかのように慎重に祠に納めた。

そのあとオッサン家に戻り清めだか浄めだかはわからないが酒をお猪口一杯呑まされ帰された。

ブタは未だに行方不明で帰ってこない。俺達は罪悪感もあってかそれからしばらくして自然と疎遠となった。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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