「行き過ぎた愛情の記録」
単身赴任している男の唯一の楽しみは毎日のように送られてくる子供たちのDVDだ。
家族は妻、娘、息子の4人だったが地方へ単身赴任になってしまった。
毎日届くDVDが山になっているが、DVDが届かないと催促の電話をした。
この日の前日にも催促の電話をいれたところだったのだ。
ピンポーン...
「さが◯急便でーす」
男はドアを開け、袋をもらう。
「ご苦労様。」
男は早速、DVDを見始めた。
息子と娘がベッドでスヤスヤと寝ていた。
「あ〜今回は寝顔特集かあ〜」
顔がほころんだ。子供たちにとてもあいたくなった。
するとアングルが横にずれて妻の姿が映った。
「え?あいつ...なぜ?」
妻はベッドで寝ている。よく見ると胸から血が流れていた。
「誰がDVDを撮ってるんだ!!」
男は悲鳴をあげ、家に電話をするが誰も出ない。
男は発狂した......
その時
「お〜い...お〜い...旦那さん見てるか?俺がDVD届けるからなあ」
とTVから声がした。
みると先ほどDVDを持ってきたあの、さが◯急便の男がニヤニヤと映っていた。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話