ぞっとした後輩の話。
(心霊系ではない)
俺の後輩はバイクの中型免許を取り先輩の単車(DQN仕様)を借りて夏の夜運転していたらしい。どのくらいスピードがでるか試したくなったらしく長い直線で思いっきりアクセルを開けた。メーターは時速160kmを示していた。その時頭に物凄い衝撃が走った。だが痛みがあるわけでもないのでそのまま気にせずに走り続けたと言う。家に帰り半ヘル(フルフェースと違って頭から下が露出しているヘルメット)を脱ごうとしたとき何か違和感を感じたらしく慌てて半ヘルを脱いだ。よく見ると半ヘルに何かが奥まで貫通しない程度に突き刺さっている。明るいところに半ヘルを持って行くとそれが何か気付いた。
オスのカブトムシの角だった。田舎で街灯も少ないのでカブトムシがバイクのヘッドライトに釣られて飛んで来てしまったのだろう。めったにヘルメットを被らない後輩だったがもしその時後輩がヘルメットをかぶっていなかったらと思うとぞっとした。この話を満面の笑みで語る後輩にもある意味ぞっとしたが。f^_^
後日談
それから後輩はどんな時もフルフェースのヘルメットを被る様になり周囲の仲間にはしっかりとヘルメット着用だけはうるさく呼び掛ける好青年になりました。
都市伝説で似たような話しがありましたが実際に身近に怒るとは思いませんでした。皆さんもヘルメットは必ず着用した方がいいですよ。得に夏はね!笑
心霊系の話しではなく怖くなくてすいませんでした。最後までお付き合い頂きありがとうございました。
怖い話投稿:ホラーテラー Z400GPさん
作者怖話