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短編2
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知らない世界

ある日目覚めたら知らない場所にいた。夕焼け空だったので時間は大体夕方くらいだと思う。

(あれっ…何してたんだっけ)

何も思い出せない。

自分の格好を見て愕然とする。

寝間着のTシャツと短パン。

(あれ…もしかしたら寝てた…?)

気になって頭を触るとボサボサの頭。寝てたっぽい。

それにしても周りを見渡せば見渡す程知らない場所。

何と言えばいいだろう。

左側はもの凄く都会な感じの街なのに自分が立っている場所の右側はもの凄く大自然。

(…ここどこだろう…)

何も思い出せないやら寝間着の格好で知らない場所にいるやらでパニックになった。

とりあえず誰でもいいから人に会いたくて街の方へと歩いて行った。

(…やだやだやだやだ)

何かおかしい。

高層ビルやデパートみたいな建物がいっぱいあるし幅広い道路や歩道信号までがあるのに車が走ってないどころか人がいない。

(あーそうか。きっと夢かこれ。)

早く覚めないかななんて考えながらボーッとしてた。

「すいません」

いきなり背後から重く低い声で声をかけられた。

振り向いても誰もいない。

「夢ではないですよ」

見えない何者かが続けてゆう。

夢かと思って安心しきってた自分に背後から見えない何者かが夢ではないですよだなんてゆうから

突然の何とも言えない様な不安感と言い表せない様な恐怖に襲われてその場にへたり込んでしまった。

「…どなたですか?見えないんですけど怖いんですけどワケわからんしココどこですか?」

頭を抱えて震えながら精一杯聞いてみた。

「そうですよね。知りたいでしょうね。お教えしましょう。」

目に見えない何者かがそう言った事で極わずかだが恐怖が減った。

その後に知らなければよかったと後悔する事も知らずに。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名Χさん  

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