パチンコ店に勤めて数年たち役職も上がり異動した店舗での出来事です
その店では店の鍵を持つ立場になっていました
と、ゆーことは
誰も居ない店に出勤して
誰も居ない店を最後に帰る
それも仕事のひとつでした
閉店後ホールスタッフの仕事も終わり皆帰ったあとひとりでパチンコ台の調整をしていました
カーン
?
床に玉が落ちていてそれが椅子の支柱にぶつかる音がしました
営業中は有線や台の音で聞こえないの音ですが開閉店前に玉が落ちてていて誰かの足に玉がぶつかり椅子の支柱にあたるとする聞きなれた音です
しかし店には私ひとりだけ
全ての出入口は施錠済
玉がひとりでに転がり椅子にぶつかるなんてあり得ないんです
見に行く勇気はない
でも怖い反面
音がした場所に思い当たることが
この店は常連様が多く、あのお客様はいつもあの機種このお客様はこの台みたいにお客様どうし暗黙の了解があり、ここに来ると友達に会えるみたいな店でした
音がした場所は私達が派手ジーと呼んでいたお客様が好きだった機種がありました
派手ジーは数日前に家が火事になり亡くなていました
派手ジーが亡くなっても自分が好きだった機種を打ちに来た気がしました
派手ジー来てもいいけど私が帰ってからにして〜
怖い話投稿:ホラーテラー まあさん
作者怖話
関連
story7113
story7177