先に断っておきますが、この話は怖くも面白くもないと思います。ですが、少し不思議なので書かせてください。
私が保育園に通っていた頃です。
その頃、毎日とまではいかないのですが、かなり頻繁に同じ夢を見ていました。
その、繰り返し見る夢には二パターンありました。
一つは、私が昔住んでいた借家の玄関の前に立っていて、草むらの中から出てきた黒猫にものすごい力で髪の毛を引っ張られる夢。
もう一つは、私が当時(現在も)住んでいた家の和室にいて、布団に仰向けに寝そべっています。
そして、その部屋からは階段が見えるのですが、私はそこをじっと見つめています。
そして、その階段から大人くらいの大きさの、人ではないような、例えるならば御伽噺の妖精のようなものがとても大きな折り紙を折りながら降りてきます。
初めは笑顔で折っているのですが、必ず途中でわざとなのかミスなのか、その巨大折り紙をぐちゃぐちゃに折り、それと同時に奴の顔は怒っているような、恐い顔になります。
その顔のままで、奴はその巨大折り紙を丸め、それを私目掛けて転がします。
私は何故かだんだん迫ってくる大玉から逃げることをせず、ただ寝そべったまま泣いています。
その大玉に潰されそうになる瞬間、私はいつも目が覚めました。
二つとも怖くもなんともない夢なのですが、私はいつもうなされ、目が覚めると泣いていました。
余談ですが、姉が幼い頃によく霊を見ていたらしく、現在私が住んでいる家の近くに兵士が見えていたそうです。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話