当時、私が5歳位の時の忘れられない夢の話です。
保育園の時、仲の良かった友達(Gとします)がいました。
お互いの自宅が近く、よく2人で遊んでいました。
私達はお互い乗り物が好きで、特に電車が近くを走っていたため、よく電車を見に行ってました。またトンネルと駅も近かったため、普通に観るよりも楽しかったと記憶しています。
そして、ある日の夜私は夢を見ました。
内容は…
私は、G君と一緒にいつもの様に電車を観に行きました。
私はG君に「たまには、駅に行ってみよう?」と言うと、G君は「うん!行ってみよう!」と言ったので、2人で手を繋いで歩いて駅に行きました。
駅に着いた私達は、改札口に立っていました。
すると、電車が一台入ってきました。
私が「乗ってみる?」とG君に聞くと「乗ってみよう!!」と言うので、その電車に乗り込もうとしたときです………
突然………
私達の背後から「乗っちゃ駄目だ!!」
それは、まさに「天をも裂くほどの声」でした。
私達は「ビクッ!」となり、あまりの大声で泣き出しました。
そして後ろを向くと、帽子を目深に被りコートを着て片手に杖を持った知らないお爺さんが居ました。
お爺さんは、私達の手を引いて、こう言いました。
爺「あの電車に乗っては駄目だ!
あの電車に乗ると、もう二度と帰ってこれないぞ」と言い、私達の手を引いて、まるで私達の家を知ってるかの様に、家の方へ歩いていきました。
その途中、あの電車がトンネルに向かって走っていきました。
私達は、泣きながら電車に手を振った所で、目が覚めました…
目覚めた私は、涙でグッショリでした。
もし、あの電車に乗っていたら……
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話