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短編2
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職場

初投稿します。

高校を卒業した私は就職先を決めるにあたり、家から近くて休みが多い割にお給料が良いという理由で、ある神宮に舞女として勤務しました。

勤め始めて1ヶ月も経たないうちに、同期で入った一人が不正出血が止まらなくなって退職、仲のよかった同僚も自律神経失調症で激やせしていきました。

その後も血液の病気ということで体調不良に陥った先輩が辞め、後輩は幾度も意識を失って倒れ、辞めていきました。

当時、舞女は40名近くいたのですが、その取締役についてた方は何度も体調を崩して休職し、たまに職場に顔を出しても、些細な事で自分より二十歳近くも年下の舞女たちを相手にヒステリックに泣き叫んでました。

私が怖いと思ったのは月に一度、神楽殿に神楽を奉納しにくる女性がいるのですが、神主が祝詞をあげると物が憑いたように暴れ始めます。まるで人間以外のモノに変わったとしか言いようのない姿で、初めて見た時は襲いかかられるのではないかという恐怖感で忘れられません。私の職場では玉串料に応じて神主が祝詞を読みますが、壁一枚隔てた控え室では神主達と神楽殿番の舞女達が差し入れのお菓子を食べながら楽しく雑談しています。

藁にもすがる思いで参拝する人には申し訳ないのですが、人の身を案じる真剣さや緊張感など全くありません。

この様子を見て私は神に祈っても病など治らないんだと当たり前のように感じました。

当時付き合ってた神主の彼は平気で嘘をつく人で、ある日玉串料を盗んだところをカメラに収められ退職したり、別の神主は男子トイレで男子高校生に痴漢わ働いて現行犯逮捕されました。

私は色んな意味で職場が怖くなり退職しました。

現在別の仕事をしています。

長文・駄文でごめんなさい。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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