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短編2
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坊さん

自分の経験談です。それほど怖くありませんが、暇つぶしにどうぞ。

12年程前に初めて金縛りになり、最初は(これが金縛りかぁ)ぐらいにしか思わず、友人に話しても「疲れてるんだよ」とか、レム睡眠の説明をされ、あまり気にもしてなかった。

しかし次第に毎日、金縛りになる様になり、数日後には1日に3回〜6回なり続けました。

ある夜、また耳鳴りがして「またか」と思ってると金縛り。

早く終われと思いながら天井をボケッと見てると(シャン、シャン)と何処からか音が聞こえだし

「鈴が鳴りて〜…」(このあとは聞き取れなかった)

と、大勢のお経の様な感じの声が…

金縛りには慣れてきてたものの、音や声が聞こえた事なんてなかったから軽くパニック。

気付くと足元側の壁から黒い袈裟?を着た坊さんが次々と出てきた。

右手に鉄の輪っかが数個付いた杖を持ち、網笠を被り、寝てる俺の右横を足元からゆっくりお経?を唱えながら歩いてく。

ビビって親を呼ぼうにも声は出ないし、目を閉じても勝手に空いてしまう。

時間にしたら2、3分。

10数人の坊さんの行列が通り、頭側の壁に全員が消えた時には金縛りは解けていました。

それから耳鳴りが怖くて寝れなくなり、そんな状態で仕事(当時は鳶職)に行くから、何度も高所から落ちそうになりました。

金縛りとは本当に夢や睡眠の問題なんでしょうか?

この坊さんが見えてから、金縛り中に色々見える様になり、この数日後にも怖い体験がありました。

また時間があったら書きます。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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