誤字、脱字があるかもしれませんがご了承下さい。
先日、怖い話が好きな友人達二人と集まりました。
三人で僕の自宅に集まり、ホラービデオや自分の持っているとっておきの怖い話をしたりと、オカルト集団みたいな感じで楽しく時間を過ごしていました。
夜中1時ぐらいになり、もうそろそろネタも尽きてきて暇になってきました。
すると一人の友人が『今から近場の心霊スポットでも行かね?』と言ってきて、暇になってきていたのもあり二人とも快く了承しました。
僕の車を出して、少しドライブをしながら目的の場所に向かいました。
目的の心霊スポットに着いた時刻は3時ぐらいを回っていて
(なかなか遅い時間に来ちゃったなー)
と少し後悔していました。
怖い話は好きだけど、ビビりなので(笑)
そして、発案者の友人(以下A)がズカズカと懐中電灯も持たずに一人で進んでいきました。
いきなり取り残された僕と、もう一人の友人(以下B)はビックリしましたが慌ててあとを追いました。
その心霊スポットの詳しい場所は伏せますが、人気もなく街灯なんて全くありません。
懐中電灯があっても心細く感じました。
しばらく追いかけていたんですが、やはり暗いためAを見失ってしまいました。
Bと僕は、どうするか相談をした結果とりあえず携帯に電話する事にしました。
Aの携帯にBが電話をかけました。
すると取ったみたいで、なにか会話をしていましたが急にBが黙り込み『どうしたん?』と声をかけると『Aがちょっとおかしい』とだけ言って、僕に携帯を渡してきました。
携帯を受け取り『もしもし?A?』と聞いたら『おい! お前今Bといるのか?! 早くそっから逃げろ!』といきなり怒鳴ってきました。
僕が『は? お前追いかけてきたのに意味わからん。 今どこにいんの?』と少し怒った口調で言うと『お前の車に乗ってるよ! 事情はあとで話すから早く来てくれ』とさっきとは打って変わって、急に泣きそうな声で喋り始めたので『わかった、すぐ行く』と言い電話を切りました。
Bに電話の内容を手短に伝え、すぐに車を停めた場所まで戻りました。
すると車の中にはAの姿がありました。
二人とも車に乗り込むと急にAが『さっさとこんな場所離れよう!早く車出せ!』と怒鳴りつけてきたので、とりあえず明るい場所を探し車を出しました。
車内はずっと無言のままでした。
Aはずっと震えてるし、Bは外ばっか見てるしで嫌な空気でした。
少し行くとファミレスがあり、そこに車を停め中に入りました。
席に着いた時、Aがさっきなぜあんなに怖がっていたのか話してくれました。
まず、Aが先に一人で行ったのは二人を驚かすためで二人が見えなくなった時に近くに隠れていたそうです。
ちょっとして懐中電灯の明かりが見え、タイミングを見計らって出ようと思ってたみたいなんですが、調度僕達が横を通り過ぎた時人が三人居たらしいです。
懐中電灯を持った僕達二人のすぐ後ろに四つんばいの女が。
さすがに、Aも出るのは無理だったらしく僕達が見えなくなった瞬間一目散に車に逃げたそうです。
そこまで聞いた僕は、正直Aを信じられませんでした。
でも、Bが突然こんな事を言い始めました。
『四つんばいの女は俺も見た。 でも、心霊スポット行く前から居た。 あいつ俺かお前(僕)どっちかについて来てるんだと思う。 さっき車出す時チラッと後ろ向いたら、すげー速さで車に来てた』
そこまで言うとBは黙り込みました。
僕もさすがにヤバイと思い、明日みんなで神社にお祓いしに行こうと言いました。
二人とも頷いて、お祓いに行くと安心したのか少しホッとした顔をしてました。
それから、朝日が昇るまでファミレスで待ち朝一番に神社に向かいました。
神主さんに事情を説明したら、すぐに祓ってくれました。
すっかり安心して、三人で僕の家に帰りました。
『さすがにもうこんな体験嫌だねー』なんて会話をしつつ自宅に到着。
二人とも自分の車で帰っていきました。
僕も二人を見送って、家に入りすぐに眠りにつきました。
すると眠りについてすぐぐらいだったと思います。
息苦しく起きてしまいました。しかし体が動かず、目だけが開きました。
状況を把握するため部屋を見渡したら、部屋のドアが開いていてそこから四つんばいの女が僕を見ていました。
目があった瞬間、女がニヤッと歯を剥き出しにして笑って近づいてきました。
さすがに殺されると思い、覚悟をして目を閉じました。
すると、耳元で
『お前は二番目』
それだけ言われた瞬間に、一気に金縛りが解けました。
この出来事があったのは、昨日の17日です。
今は怖くて眠る事も出来ません。
AとBに連絡を取りましたが、返事がきません。
どうしたらいいのかわからないので、解決方法を誰か教えてください。
怖い話投稿:ホラーテラー 佐武さん
作者怖話