これは、私がまだ中学1年生の時の話です。
この日、両親はまだ小さかった弟を連れて、親戚の通夜に出かけていました。姉も、友人の家へ外泊していて、私一人残されてしまいました。
夕食を済ませ、お風呂に入りました。
私の家の風呂場は、お寺の墓場の真後ろでした。
お風呂に入り、浴槽を出て、頭を洗い、体を洗おうとしたとき、いきなり電気が消えてしまいました。
おどろいた私は停電かと思い、ブレーカーを見たんですけど、ブレーカーはあがったままでした。
怖くなった私は、何度も何度も電気のスイッチを入押しましたが、電気はまったくつきませんでした。
半分なきながら、「どうしてつかないの~」と叫びました。
そのとき、シャワーから勝手に水が出ました。
シャワーを止めても、水は止まりません。
本当に怖くて怖くて、大泣きしてしまいました。
そのとき「ただいま~」と両親たちが帰ってきました。
両親たちが帰ってきたら、電気がつき水も止まりました。
何が何だが全く分からず、このときは良かったという気持ちでいっぱいでした。
後でこのことを両親がお寺の住職さんに話したところ、この日に墓場の方からオレンジ色に光る人魂を見た人がいたそうです。
このことが本当なのか分かりませんが、今でも思い出すたびに鳥肌が立ってしまいます。
怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん
作者怖話