実話です。
ウチの大学、でかい校舎の前に広場があるんですけど、そこで友達のガッツ(あだ名)とキャッチボールをしようか、という事になったんです。
二人して距離をとり、さあ初めよう、ということで僕が思いっきりボールを投げました。その刹那僕は見てしまったんです……。
「おーい、ガッツ!ウン……」
バシッ!!
「っけー!ナイボー!」
ガッツはボールを受けとめ軽快に投げ返してきます。しかし手遅れでした、投げる寸前に僕が目にしたもの、それはガッツの足元に広がる無数のウンコだったのです。
「おいガッツ!お前ヤバいぞ!気ぃつかんのか?!」
「なにがよ、どないしたん??」
ガッツは全く気付かない様で、楽しそうに返球してきますが、それと同時にウンコを踏みまくっていました。
なぜ…?なぜ気付かない……!? そんな事を思いつつも、僕に出来ることは、もう既に5~6個は踏んだであろうガッツの球を
「っけー!ナイボー!」
と言いながら捕る事だけでした。
怖い話投稿:ホラーテラー さば煮さん
作者怖話