昔霊能者か占い師か忘れたが、その人に
「君の守護霊は仏とは似て非なる者。鬼にほど近い強く凶々しい守護霊だ。常に君は守られている。もう私の目の前には表れないでくれ。」
と不可解な事を言われたことがある。
私は霊体験とか昔住んでたアパートが曰く付きだったので、それ以降は全くない、ただのDQNでした。
だからそんなこと信じなかったし気にしてませんでした。
友達と北陸にある有名な廃墟に行った時、何事も無く八階まで巡り、屋上でタバコをふかしていると
手すりに捕まっている長い髪の女がいました。
場をパニックにしても駄目なので黙って一服していると
霊感のある寺の娘が…
「キャー!そこの手すりに女がいるー!」
と空気の読めない雄叫びを…
場はパニックになり皆我先にと階段を降りてく始末。
腰が抜けたのか寺の娘はその場で這ってるだけ。
仕方ないので抱えようと近づくと…
「頭がー!」
とか雄叫びをあげた。
憑かれたのかとか思いつつも寺の娘を抱えて、その場を後にした。
帰り道に寺の娘は言った。
「女がこっちに来てたと思ったら、いきまり首が斬れて鬼が体を喰っていた…」
寺の娘は今は精神病棟にいる。
その鬼と霊能者が言った私の守護霊は何か関係があるのだろうか。
守っていてくれるのだろうか。
それとも俺もいつか廃墟の女みたいに…
怖い話投稿:ホラーテラー DQNさん
作者怖話