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短編2
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理由

今から15年前の話。

良くあたしの家の前で姉の友達が集まって楽しそうにお喋りしていた。

夜の10時位でも居る事があった。

ある日を境に、ピタリと遊びに来なくなった人が居てその人の妹が私の同級生なのでなんとなく聞いてみたら…こんな事があったそうです。

みんなで笑い話をして盛り上がって居たら、聞き慣れない笑い声が聞こえてきた。

その声がどうも年配のオジサンという感じで『ヴッゲェゲェゲェゲェ』と笑って居る…

中には男の人も居たがその時は高校生でそんな声の奴なんて居なかった。

みんなには聞こえないのか話は進み談笑している。

盗み聞きしているオッサンがどっかで笑っているのかな…気持ち悪…と思って辺りを見回したが人の気配はない。

又みんなとの話に盛り上がって居ると

『ヴァハハッ!う゛ん、 う゛ん う゛ん』と物凄く低い声で相づちをうっているような声…

声のする方に目をやってみると…知らないオジサンが!両腕を組み友達の部屋の窓から身を乗り出してこちらを見て笑っていたそうです。

びっくりしてみんなに言ったら誰にも見えなかったらしく、ある事に気付き恐ろしくなって帰ったそうです…

姉の友達が気付いてしまった恐ろしい事と言うのは…

みんなでお喋りしていた家の前は姉の部屋側で壁があります。

でもみんなが居た側の壁って…窓が一つも無いんです!!

あのオジサンは、壁から顔と両腕を出して笑って居たのです…

この話を聞いてから姉の部屋が怖くなったのは言うまでもありません…

友達の姉は、2度とあの家には行かない!!と言っていたそうです…

長くなりましたが読んで下さった方々有難うございます。

怖い話投稿:ホラーテラー ムーンライトさん  

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