短編2
  • 表示切替
  • 使い方

んーーーーー

ある人が今も住んでいる家で体験したという話。

今住んでいる場所は特に曰くも無く、昔から我が家系が住んでいる土地なので、この家に住んでいれば、恐怖体験は自分には起こらないと思っていた。

ここ最近、リビングにいると昼夜を問わず、女性の低い声で鼻歌が聴こえてくるようになった。

「ん~…ん~ん~…」

最初はよく耳をすまさなければ気付かないほど、遠くから聴こえてくるのだが、放っておくとどんどん近づいてくる。

「ん~…ん~ん~…」

それでも放っておくと、意識を集中しなくても聴こえるほどに近づいてくる。

「ん~…ん~ん~…」

その声に気づいたら、いつも般若心経の最後の部分を繰り返し唱えるようにしている。

ある人が今も住んでいる家で体験したという話。

今住んでいる場所は特に曰くも無く、昔から我が家系が住んでいる土地なので、この家に住んでいれば、恐怖体験は自分には起こらないと思っていた。

ここ最近、リビングにいると昼夜を問わず、女性の低い声で鼻歌が聴こえてくるようになった。

「ん~…ん~ん~…」

最初はよく耳をすまさなければ気付かないほど、遠くから聴こえてくるのだが、放っておくとどんどん近づいてくる。

「ん~…ん~ん~…」

それでも放っておくと、意識を集中しなくても聴こえるほどに近づいてくる。

「ん~…ん~ん~…」

その声に気づいたら、いつも般若心経の最後の部分を繰り返し唱えるようにしている。

(これしか知らないのだが……)

とにかく般若心経の「ぎゃーていぎゃーてい」のくだりを唱え続けると、声はだんだん遠ざかっていくのだった。

このせいで、リビングではテレビにも集中できない。

声が聴こえ始めるのは完全に不定期だし、早く声に気付いて般若心経を唱え始めなければ、時としてそれは部屋にまで入ってきてしまう。

「ん~…ん~ん~…」

そういえばこの前、大好きなバンドのニューアルバムが発売された。

発売日を楽しみにしていたもので、お店で買った時はもうテンション↑↑だった。

さっそく家に帰ってヘッドフォンで聴いて、一通り聴き終え、「よかったな~」と余韻に浸りながらヘッドフォンを取ると……

耳元で

「んーーーーーーーーーーー」

って。

Concrete 59189e6fb4d79119a63e92183ffb92aeb8f46031afd97d5db060811ce15c35e6
閲覧数コメント怖い
9862
3
  • コメント
  • 作者の作品
  • タグ

怖っ!!((((;゚Д゚)))))))

あー知ってる~。