中編3
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憑依

これは30年ほど前、父親が大学生の時に実際に 貴○神社近くの鞍○街道で体験した話です。

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京都市内から車で3、40分ほど北に車を進めた所に鞍○街道という道があります。

そこは昔から有名な心霊スポットで魑魅魍魎が多数出現する場所と知られていました。

そしてそこに深夜に父親と彼女のA子、父親の友人B氏とその彼女C子の四人でドライブ行きました。

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友人の彼女のC子は非常に霊感の強い子で、いわゆる霊媒師でした。

普段一緒にいると頻繁に「あそこに女の霊がいる」とか「ずっとこっち見てる」とか言い出すほどだったそうです。

そこで父親は彼女を誘い、京都でも有名な心霊スポットである鞍○街道に連れて行こうと思ったそうです。

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そして街道を登っていくとどんどん道が狭くなっていき、最初はニコニコしながらみんなと雑談していたC子も道を進むにつれて顔が暗くなっていきました。

貴○神社を通りすぎてしばらくしたところでいきなり

「・・・・・あんたらこれ以上近づいたら許さへんで!!!!!!!!」

と叫んだそうです。

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「どうしたC子!?」

「しっかりしてC子!!!」

「やめてぇ!くるなぁ!あんたrtづかtslkなcがsや!!!」

ことの深刻さを察知した父親は急いで車をUターンさせて道を引き返しました。

しかし本当にやばいのはここからでした。

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車を飛ばしながら麓に戻る車中で、父はC子に何が見えたのか尋ねました。

するとC子は顔を真っ青にして真っ暗だったからよく見えなかったけど「得体の知れないなにか」が車を取り囲もうとしていたと語りました。

「そうか、危なかった。ほんとにみんな無事でよかった・・・」

とひと安心し、そのままみんなを家まで送り届け解散するはずでした。

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そのまま車は麓に戻り、みんなで牛丼を食べて帰ろうよということで途中の牛丼屋に寄りました。

そこで父はある異変に気づきました。

父の彼女のA子の様子がおかしい、しゃべり掛けてもうんともすんともしない。

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「おいA子、着いたぞ。降りひんのけ?」

「・・・・・」

「・・・・。じゃお前車の中にいとけ、俺ら飯食ってくるから」

と3人で車を降り、そして店内で3人で牛丼を食べていると、A子がうつろな表情で店内に入りゆっくりと父の横に立ちつくしました。

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なにをするのかとA子を見ているといきなりA子が父の牛丼を横取りし、まるで犬のような食べ方で牛丼を貪り始めました。

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「うめぇ・・・うめぇ・・ひひひひ」

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本物の基地外のような顔で牛丼を食べていたA子の顔を今でも忘れられないと父は語っています。

父はC子の顔をみると、C子は急いでA子を連れて自分の家に連れて行くように指示しました。

父とB氏は暴れるA子を車に乗せ、そのままC子の家に二人を送り届けました。

その後父とB氏は父の家で朝まで過ごしました。

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翌日C子からA子が正気に戻ったと電話があり、A子を迎えに行きました。

そこでC子に何があったのか尋ねると、C子はその後の話を始めました。

実はA子はあの場所ですでに悪霊に取り憑かれていたそうです。しかも相当たちの悪い。

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除霊する時もA子はよだれを垂らしながら

「ひひひ・・・この女はわしのもんじゃぁ・・・この女から追い出せるもんならやってみぃ・・ひひひ・・」

とつぶやいていたそうです。

父はそれ以来、二度と心霊スポットに行かないことを心に誓ったそうです。

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