短編1
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ドア

夜の11時。

私は布団にはいろうとしていた。

夕飯を食べ、風呂に入り、歯を磨いて、あとは電気を消して布団に潜り込むだけなのだが・・・

視界の端に、ドアが少し開くのが見えた。

・・・

別にすきま風が入ってくるわけではないのだが、ちゃんとドアを閉めたい。

なにもいるはずないとわかっていても、どうしても、そのドアの隙間からなにかが覗いているような気がしてくる。

私はドアに向かって歩いていき、ドアの前まで行くとドアノブに、手をかけた。

すると

sound:26

バンッ

と、突然ドアが閉まった。

風が吹いた? 

そんなはずはない。寝室の部屋の窓は全部しまっているし、このドアは私から見て手前側に開くようになっている。

言いようのない不安感と、焦燥感にみまわれ、私は外に出ようとした。

・・・

開かない。ドアが開かない。

ふと、上を見ると、ドアが開かないように、ドアを押さえつける黒い手が見えた。

・・・こっちにいたのか。

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