皆さんこんにちは。
一向に文章が上達しないふたばです。(´・ω・`)
己の練習に他人を巻き込んでやろうと、掲示板を建ててみました。
以下、ここでのルールを説明します。( ᴗ ̫ ᴗ )
↓
🌱ここは、短編の練習をする為の掲示板です。
🌱毎月単語を3つ、お題として出しますので、短編の「三題怪談」を募集します。
🌱「三題怪談」とは、1つのお話に決められた3つのお題のワードを入れなければならないという“縛り”で御座います。
🌱お話の長さの目安は、原稿用紙2枚分(800字)程度。
(あくまでも目安です、越えてしまってもヨシとします)
文字数カウント↓
https://phonypianist.sakura.ne.jp/convenienttool/strcount.html
🌱お題は毎月一日に更新されます。
🌱提出期限は毎月28日までとします。
🌱お話はいくつ投稿しても構いません。
🌱初心者大歓迎。実際私もほぼ読み専なので、文章が下手っぴです。軽い気持ちでご参加下さいませ。
🌱ここで投稿されたお話は、“ご自身で書かれたお話ならば”怖話の通常投稿にあげても構いません。
寧ろ、多くの方に見ていただけるよう、ここで試し書き、本投稿で完成品といったように使って下さいませ。
何なら他サイトでも投稿されている方は、そちらへあげるのも問題御座いません。
(※他の方の掲示板でも同じとは限らないので、その都度そこの掲示板主へご確認下さい)
🌱題名も付けて頂けると助かります(題名は文字数には含みません)。
🌱感想だけのご参加も大歓迎です。
🌱明らかな荒らしコメントは即刻削除致します。慈悲はありません。
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【11月お題】
「黄泉」「狐」「エレベーター」
投稿期間 11/1 0:00〜11/28 23:59
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ですがまぁ…建ててみたは良いものの、私が独りで短編を書き続ける寂しい場所になりそうな気がします……
そこで!ちょっとした特典代わりと言っては何ですが、ここで投稿されたお話は、私ふたばが朗読させて頂きます。ᕦ(ò_óˇ)ᕤ
具体的に言うと、YouTubeにてその月に投稿されたお題の回答を、纏めとして朗読してアップします。
素人の朗読ですのでレベルは低いですが、創作意欲の糧になれれば幸いです。( ᴗ ̫ ᴗ )
※朗読されるのが嫌だという方は、お手数ですが文末に「※否朗読希望」とお書き下さいませ。
📚過去のお題アーカイブ
【9月お題】「彼岸」「ぶどう」「ネジ」
https://youtu.be/DlNJ68yKIfA
【10月お題】「十五夜(月のみでも可)」「図書館」「菊」
(※お題提供:あんみつ姫さん)
https://youtu.be/iA4spsQlSMA
【11月お題】「りんご」「子ども」「落ちる」
https://youtu.be/UMVBBrycZqU
【12月お題】「肖像画」「塩」「M」
(※お題提供:むぅさん)
https://youtu.be/MJmFrqUqvj0
【1月お題】 「ウシ」「晴れ」「厄」
https://youtu.be/N0tX10EOJoE
【2月お題】 「僧」「遊泳」「踊り」
Extraお題「怪僧」「宇宙遊泳」「阿波踊り」
(※お題提供:嗣人さん)
https://youtu.be/9j2vK_kKzhE
【3月お題】 「風」「証」「波」
https://youtu.be/zZoV2ce7poU
【4月お題】「サクラ」「窓辺」「人形」
https://youtu.be/kZzfmq8cNvM
【5月お題】「母」「鬱」「川」
https://youtu.be/RNqUE92-K2k
【6月お題】「クラゲ」「雨」「失踪」
https://youtu.be/BM0ataca42E
【7月お題】 「天の川」「亀裂」「写真」
https://youtu.be/RcXTXfzfKUk
【8月お題】「手を振る」「扉の向こう」「呼ばれる」
(※お題提供:ラグトさん)
https://youtu.be/omL3byV-eF0
【9月お題】「アリス」「スープ」「ハサミ」
https://youtu.be/w20FnRK-bQQ
【10月お題】「バラ」「時計」「たばこ」https://youtu.be/g_zxwy1H73I
【11月お題】「無人探査機 」「提灯鮟鱇 」「地引網 」
(※お題提供:ロビンⓂ︎さん)
【12月お題】
「プレゼント 」「空席」「信号 」
【1月お題】
「トラ」「階段」「玉」
【2月お題】
「ネコ 」「チョコレート」「箱」
【3月お題】
「ウメ 」「日記」「歌声」
【4月お題】
「駅 」「看板」「ポスト」
【5月お題】
「灯り」「公園」「針」
【6月お題】
「カッパ」「アジサイ」「自転車」
【7月お題】
「浜辺」「貝」「欄干」
【8月お題】
「ニセモノ」「蝋燭」「指」
【9月お題】
「帰り道」「ビン」「コスモス」
【10月お題】
「先生」「空腹」「筆」
【11月お題】
「橋」「ゾンビ」「忘れ物」
【12月お題】
「足音」「雪」「吐息」
【1月お題】
「ウサギ」「獣道」「目」
【2月お題】
「鬼」「酒」「身代わり」
【3月お題】
「都市伝説」「ピアノ」「ボタン」
【4月お題】
「絵本」「珈琲」「霞」
【5月お題】
「シミ」「地下」「蝿」
【6月お題】
「ダム」「悲鳴」「カエル」
【7月お題】
「夏草」「鏡」「プラネタリウム」
【8月お題】
「漂流」「雲」「ラムネ」
【9月お題】
「神隠し」「お米」「カバン」
【10月お題】
「皮」「警告」「お札」
【11月お題】
「1週間」「影」「オレンジ」
【12月お題】
「ケーキ」「透明」「チャイム」
【1月お題】
「 」「 」「 」
【2月お題】
「穴」「遅刻」「節」
【3月お題】
「足跡」「惑星」「メッセージ」
【4月お題】
「卵」「楽園」「嘘」
【5月お題】
「人混み」「電話」「花瓶」
【6月お題】
「墓場」「毒」「待つ」
【7月お題】
「海」「境界」「糸」
【8月お題】
「打ち上げ」「ライト」「未練」
【9月お題】
「借りもの」「バス停」「斜陽」
【10月お題】
「骨董」「ピエロ」「姉」
※追記:ここのお話を本投稿へもアップされる方へのお願い
🌱先に述べた通り、ここに書いたお話は一般の怖い話にも投稿して頂いて構いません(そもそも著作権は作者のものですから)
🌱一般投稿分は掲示板のレギュレーションから外れますので、文字数を気にせず加筆修正しても何も問題御座いません。
🌱ですが、投稿の際には題名に“三題怪談”の文字を付けないで下さい(同じ企画系列の題名が並ぶとうんざりしてしまうユーザーが現れ、揉める為。実際、過去にそういう事がありました)
🌱また、お題の単語をお話の解説欄に載せると、その単語に気を取られて純粋な短編として楽しめないので、読者的には解説欄には“掲示板より”とだけ書いて頂けると助かります。
(コメントにお題の単語をネタバレ防止で公開するのはアリです)
(ここのページのURLは貼っても貼らなくてもいいです)
🌱代わりに、投稿作のタグ欄に、お題の単語タグ3種と“毎月お題の短編練習枠”タグが知らぬ間に付いております。十中八九私ふたばが犯人なので怖がらないで下さい。
企画というより常設となるこの場所は、細く長く続けていきたいので、何卒、ご理解下さいませm(_ _)m
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※これは、先日、先月のお題として掲示板に投稿した作品ですが、一部、脱字によりわかりく悪くなっていましたところを、加筆訂正いたしました。
800字ピッタリでしたが、加筆訂正したせいで、若干増えましたことをお詫びいたします。
「神隠しの山」
母方の曽祖父H(以下Hと称する)が体験したお話です。
Hは、山奥の貧しい村の出身でした。幼くして隣町の商家に奉公に出され、朝から晩まで働き詰めだったそうです。
秋彼岸に、お暇を頂戴しましたが、家までの道程は長く、険しい山を2つほど超えなければなりません。そのうちの1つは、神隠しの山と呼ばれ恐れられていました。
帰省の日の朝、女将さんは、Hの胸ポケットにヒトガタに切った小さな紙を入れ、お米3キロが入った麻袋を渡すと、「あの山に入ったら途中誰かに出会っても口をきいてはいけないよ。道に迷ったら、神社の鳥居はくぐらず脇の山道を行きなさい。身の危険を感じたら、この紙を投げ、お米は置いて逃げなさい。決して、後ろを振り向かないように。」と告げました。
Hは、カバンに米の入った麻袋を入れ、丁寧に礼をいうと、険しい山道を歩き続けました。
2つ目の山に入り半時ほど経った頃、同じ道をぐるぐると回り続けているのに気づきました。米の入ったカバンが肩に食い込み、途方に暮れるHに、
「おい、どこにいく。」
白髪の老人が声をかけてきました。
女将さんの言いつけ通り、無言でその場を立ち去り、ひたすらあるき続けていると30メートル先に、大きな朱色の鳥居が見えてきました。その前で、先程の老人が、笑顔で手招きをしています。
足が、鳥居の方に向かいかけたその時、Hの身体は、胸元から地面に叩きつけられ、肩から下げていたカバンから、麻袋が転げ落ちました。
麻袋は破け、米は、バラバラと音を立て老人に降りかかました。
ぐぅぁぁぁぁうぉううぉうううう
獣のような咆哮が響き渡り、鳥居、老人もろとも白煙に包まれ消失してしまいました。Hは、夜の帳が落ちる頃、無事家に辿り着くことができました。
100年程前のたわいのない怪談いえ昔話ですが、数年前、その山で男児が行方不明になるという事件がおこりました。未だ男児の通う幼稚園のカバンしか見つかっていないとのことです。
2023年09月29日 03時08分
ふたば様
10月「三題お題」書き上げました。
このお題で800字は、今の私には、少々難儀でしたが、なんとか纏めることができました。
1800字は、長すぎますね。
とても朗読には向きません。汗
いつも締め切りギリギリで、ご迷惑ばかりおかけしていますから、やや早めの投稿を心がけました。
たまたま、今月前半は、時間に余裕ができました。
内容は、ちょっと「閲覧注意」を入れなければなりませんね。
掲示板なので、入れることを忘れてしまいました。
それから、先日、ご指摘のあった先月のお題の作品の中の脱字を直しました。
よって、話が前後するかと存じますが、ご了承くださいませ。
いろいろ、ご迷惑をおかけし申し訳ございませんでした。
「新説:三枚のお札」
数年前まで、友人に誘われたことがきっかけで、近所の保育園と隣町の高齢者入居施設で、絵本の読み聞かせをしていました。
昨年11月、首都圏をはじめとする関東一帯では、大地震が発生し、その時の、ショックから、ただ、ぼんやりと過ごすだけの毎日になりました。
あの頃の楽しかった思い出だけが心に強く残っています。
大地震の起こる一日前、高齢者施設での読み聞かせを終え、玄関先に向かう長い廊下を歩いていると、ひとりの女性入居者さんに呼び止められました。
「お願い。次に来るときは、これを読んでいただきたいの。」
そう言って手渡された本は、分厚い大型の本で、カビ臭と埃焼けのした古書といってもおかしくないほどところどころ破れていました。
分厚い表紙の真ん中には、『にほんむかしばなし』と書かれてあり、編集:監修欄には、昭和初期に活躍した有名作家と、この絵本の挿絵を担当したであろう〇〇画伯の名が記されています。裏表紙には、初版昭和34年2月と記され、色褪せた朱色の角判が押印されていました。
「これに書かれてあるお話は、全て本当に起こったことなのよ。」
「でも・・・これは、子供向けに書かれた『おとぎばなし』ですよね。」
「だ・か・ら。こっちが、本当の話なのよ。あなたも、こっちの話の方が気に入るわ。」
「はぁ。でも・・・時間は限られておりますし、10話全て読むわけには行きませんから。」
「だったら、『しんせつ:さんまいのおふだ』から読むことね。これだけは、必ず読んで。それから、どのお話も 決してひとりでは読まないこと。いいわね。警告よ。」
「警告って言われても。読み聞かせの練習もしなければなりませんし。」
「だめよ。絶対に、ひとりで読んではダメ。必ず、二人ないし三人以上いるところで声に出して読むこと。多ければ多いほどいいわ。そうじゃないと意味がないのよ。」
女性入居者さんは、一方的に捲(まく)し立てると、踵を返し、スタスタと廊下を早足に過ぎ去っていきました。
警告?けっして、ひとりでは読むな。
必ず、「大勢の前で音読しろってことなのかしら?」
唖然としながらも、そこまで読んでほしい本、話について興味が湧きました。途中、電車に揺られながら、パラパラとめくるうち、いつの間にか、その内容が知りたくてたまらなくなりました。あの女性入居者さんの警告が気にはなりましたが、好奇心に打ち勝つことできませんでした。
『しんせつ:さんまいのおふだ』は、一番最後に載っていました。
和尚さんが、豆になった鬼婆を口に入れて食べてしまうところまでは、
誰もが知るお話と寸分たがわぬ内容でした。
ところが、後半のクライマックスからラストを読み、私は、戦慄し、その場に嘔吐してしまいました。
豆になり、和尚さんに食べられた鬼は、和尚さんのお腹の中で、再び鬼に再生したのです。
鬼は、和尚さんの胃の中で成長し、和尚さんの腸(はらわた)を食いちぎると、血を滴らせながら、這い出て来ました。
息も絶え絶えの和尚さんは、念仏を唱え激しく抵抗しますが、鬼は、和尚さんの頭を鷲掴みにし、法衣を取り去り、身体の皮を剥ぎ取ると、肉を喰らい、骨までしゃぶり尽くし寺から出ていきました。
天井裏に隠れていた小僧は、朝になり、皮だけになった和尚さんの亡骸を前に泣き続けましたとさ。
しょせん、人間は、鬼には勝てっこないんです。
了
―あとがきー
この本は、みなさんがよくしっているおはなしばかりがあつめられています。ですが、そのないようは、ハッピーエンドではなく、ざんこくで、ひさんなものにすりかわっています。
でも、ほんとうは、こちらのほうが、しんじつであり、げんじつかもしれません。
むしろ、しんじつやげんじつをみず、ハッピーエンドにすりかえてしまうことのほうが、もっとざんこくでひさんなことだと わたしたちはおもいます。そのことをつたえたくて、このほんをよにだしました。
なにこれ。
どういうこと。
こんな惨酷なお話を大勢の前で読めだなんて。冗談じゃない。
怒りに胸が張り裂けそうになった、その時、電車が大きく斜めに偏り、けたたましい警告音とともに、ゴウオオオオオオオオという地響きが辺り一面を覆い尽くしました。
「地震だ!!」
阿鼻叫喚する人々の姿が目に飛び込んできました。
大きなうねりに飲み込まれ、翻弄されながらも、なぜか、この本から目が離せませんでした。
お話10話全て読み終わった時、一片の小さな栞が挟まれているのに気が付きました。
栞には、次のように書かれていました。
たったひとりで、『にほんむかしばなし』をよまれたかたへ
警告を聞かなかったあなたは、もうこの世の人ではないのでしょうね。
残念ですが。
永遠に、この世とあの世を彷徨ってください。
どっとはらい
震災後、かろうじて建物だけが残った保育園に、ひとり佇む私。
あとの二冊は、どこに行ったのだろう。
もうふたり・・・いるはず。
どこにいるのだろう。
もし、あの女性入居者さんの警告を聞いていたら、大地震も起こらず、命をおとすこともなかったのだろうか。
今となっては、もはやどうでもいいことだが。
@ふたば 様
ご指摘ありがとうございます。
実は、投稿した直後、曽祖父の名前が抜け落ちていたことに気づき、直さなければと思いつつ、放置してしまいましたこと、また、混乱させてしまいましたことお詫び申し上げます。
以後気をつけます。
最近、身体機能が衰えてきたせいで、誤字脱字、ほか目に余る状態が続いています。
アップする前に、きちんと見直し推敲し、皆様のご迷惑にならぬよう細心の注意を払いたいと存じます。
またまた、言い訳とお詫びばかりになってしまい申し訳ございません。
規約を守らなかったばかりか、自ら立てた約束をまた破ってしまうと言った体たらくぶりにも関わらず、寛大なお心で、朗読の中に加えていただけるご高配に感謝申し上げます。
既に、10月も4日めを迎え、なかなか本編にアップできずにおりましたが、今週末には、なんとか仕上げ、以前の作品と合わせてアップできるように、秋の夜長頑張りますね。
気づけば朝も冷え込む10月となってしまいました💦
コロナも風邪も食中毒も油断なりませんが、ストレスを溜めないくらいに秋をお楽しみ下さいませ🍁🍂
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【10月お題】
「皮」「警告」「お札」
投稿期間 10/1 0:00〜10/28 23:59
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「お札」の読み方は『おふだorおさつ』どちらでも構いません。霊怖か人怖か、得意な方でチャレンジしてみて下さいませ(「´・ㅿ・`)「 三 💴💶💷
10月は神無月ではありますが、神様からの警告も、機械的な警告もどちらもドキリとしてしまうもの。そういう生理的緊張は、怪談的オーディエンスの盛り上がりに、どんな効果をもたらすのか楽しみですね⚠️🫀
何だかいつもよりホラーっぽいお題となりましたが、皆様の御参加、お待ちしております(л・▽・)л🌱
@もっけ さん初めまして🌱✨
こちら、投稿するのも投稿されたお話にコメントするのも自由なゆるーい掲示板です。
お気軽に活用下さいませ(*´︶`*)╯
@あんみつ姫 さんご参加有難う御座います( ᴗ ̫ ᴗ )
神隠しのような子どもが被害に遭いがちな都市伝説は、寄り道をせずに早く帰るよう促す方便である事が多いとも聞きますが、特定の山だけでの噂というのが、決して脅しじゃ無いその土地特有のフォークロアらしいですね⛰️⛩️
場所と結果は皆知っているのに、何が起こっているのかは分からない。今回はヒトガタとお米で退散してくれましたが、女将さんはそれを知っていたのか、はたまた偶然だったのかが気になるところですね(੭ ᐕ)੭🌱
辛口の評論は苦手ですが、母方の曽祖父の名前かHさんである事が明記されていないので、ヒトガタを胸ポケットに入れる下りで少し混乱した事を報告致します((。_。).。o?
こういうのも音声化されるとわかりやすいです
|ω・*)ノhttps://xgf.nu/g0iyT
@天虚空蔵 さん返信有難う御座いますm(_ _)m
おばあちゃんボイスを褒められたのは初めてなので、1ヶ月くらい地声おばあちゃんで過ごそうと思います🤶
私の朗読は素人の趣味レベルですが、元々音声化もこの掲示板の醍醐味だったものなので、ひっそりこっそり続けようかと思っております|ω・*)
こんにちは 新規です
ふたば様
今月のお題。制限時間内に間に合いませんでした。
よって、ボツですが、読んでいただき、ふたば様の感想を頂戴したかったことから、恥を承知で投稿いたしました。
800字ジャストに仕上げましたが、内容的には、よくあるお話になってしまいました。
お題としては、とても興味深く、もう少し練り込めば、更に面白くなりそうな怪談になりそうな気がいたします。
実話系怪談らしい内容になりましたので、来月を待たず、久しぶりに本編の「てのひら怪談」に投稿してみようと思います。
夜分、失礼いたしました。
「神隠しの山」
母方の曽祖父が体験したお話です。
曽祖父は、山奥の貧しい村の出身でした。幼くして隣町の商家に奉公に出され、朝から晩まで働き詰めだったそうです。
秋彼岸に、お暇を頂戴しましたが、家までの道程は長く、険しい山を2つほど超えなければなりません。そのうちの1つは、神隠しの山と呼ばれ恐れられていました。
帰省の日の朝、女将さんは、Hの胸ポケットにヒトガタに切った小さな紙を入れ、お米3キロが入った麻袋を渡すと、「あの山に入ったら途中誰かに出会っても口をきいてはいけないよ。道に迷ったら、神社の鳥居はくぐらず脇の山道を行きなさい。身の危険を感じたら、この紙を投げ、お米は置いて逃げなさい。決して、後ろを振り向かないように。」と告げました。
Hは、カバンに米の入った麻袋を入れ、丁寧に礼をいうと、険しい山道を歩き続けました。
2つ目の山に入り半時ほど経った頃、同じ道をぐるぐると回り続けているのに気づきました。米の入ったカバンが肩に食い込み、途方に暮れるHに、
「おい、どこにいく。」
白髪の老人が声をかけてきました。
女将さんの言いつけ通り、無言でその場を立ち去り、ひたすらあるき続けていると30メートル先に、大きな朱色の鳥居が見えてきました。その前で、先程の老人が、笑顔で手招きをしています。
足が、鳥居の方に向かいかけたその時、Hの身体は、胸元から地面に叩きつけられ、肩から下げていたカバンから、麻袋が転げ落ちました。
麻袋は破け、米は、バラバラと音を立て老人に降りかかました。
ぐぅぁぁぁぁうぉううぉうううう
獣のような咆哮が響き渡り、鳥居、老人もろとも白煙に包まれ消失してしまいました。Hは、夜の帳が落ちる頃、無事家に辿り着くことができました。
100年程前のたわいのない怪談いえ昔話ですが、数年前、その山で男児が行方不明になるという事件がおこりました。未だ男児の通う幼稚園のカバンしか見つかっていないとのことです。
@ふたば様
ありがとうございます。
早速ダウンロードして聞いてみました。
ふたば様の朗読が上手なせいもあり、やはり文字で読むのと音声とはずいぶん違いますね。
特に婆ちゃんの声が気に入りました(笑)
もうすぐ月末ですね。また来月もお題を楽しみにしています。
@天虚空蔵 さん今月もご参加有難う御座います( ᴗ ̫ ᴗ )
本編よりも益々妖怪味が増えたツンツン様、ヒトに化ける妖怪といえば、何だかキツネとタヌキの化かし合いに巻き込まれたみたいですが、そんな動物のイタズラよりもハイレベルで巻き込まれる側の被害も重いのが困りものですね☁️(;-ω-)☁️
個人的には、好きな子に化けたツンツン様をお姫様抱っこして、(お、本体は煙だから軽い軽いw)と思いながら山を駆け下り、突然の拉致にあたふたするツンツン様が見たいです☺️
それと勝手ながら、今回こっそりと久しぶりの朗読に挑戦してみました↓
https://xgf.nu/g0iyT
素人で尚且つブランクもあって細かいところが下手っぴですが、約1か月だけ自由に視聴・ダウンロード出来ます🌱🎙️
今週、本編へ"ツンツン様"を投稿した時、このネタでふたば様のお題もいけるなと思い、速攻で書き上げてみました。
ピッタリ800字です。
【幼馴染とツンツン様】
千葉の山間の小さな村、そこでは昔から”ツンツン様”という妖怪が出ると言い伝えられている。
…
「和真、今日、神社へ行ってくれねえか?」
和真の村には毎月二回、氏神様へお供え物をする当番がある。
いつもは祖母が行くのだが、腰を痛めて和真に代役を頼んだのだ。
昼過ぎ、和真はワンカップの酒、米と塩をカバンに入れた。
「日暮れ前に神社から帰ってくるんじゃよ。ツンツン様に遭うからな。」
聞き飽きた祖母の言葉を軽く聞き流し、和真は家を出た。
ちょうどそこへ高校の友人である隆弘が愛用の原付バイクを押して、メカ好きの和真を訪ねてきた。
「和真、バイクの調子が悪いんだけどちょっと見てくれねえか?」
結局、隆弘のバイクが直る頃にはかなり日が傾いていた。
早足に神社へ行き、お供え物を出して並べるとパンパンと柏手を打った。
振り返ると辺りはもう薄暗くなっている。
(そんなの迷信だよな。)
そう思いながらも、足早に境内を出ようとした時だった。
「和真」
林の中から呼ぶ声に振り向くと、幼馴染の凛だった。
小さい頃から一緒で、和真の初恋の相手だ。
ただ別の高校に進んだことで疎遠になり、何とかしたいと思っていた。
「凛、どうしたんだ?こんなところで。」
凛は笑顔で手招きをしている。
何だろう、ドキドキしながら和真がそちらへ行こうとした時だった。
「和真!行っちゃダメ!」
突然背後から聞こえた声に振り向くと、何とそこにも凛が立っていた。
凛がふたり?
「それ私じゃない、ツンツン様よ!そっちへ行ったら神隠しに遭うわ!」
和真が驚いて林の中の凛を振り返ると、ソレは残念そうな表情を浮かべ、黒い霧となって消えた。
「こんな時間に境内へ入って行くのが見えたから、慌てて追いかけてきたの。」
本当にいたんだ。
「ありがとう。助かった。」
「あのね、ツンツン様はその人が想っている人の姿に化けるんだって。ふふふっ、さあ、帰ろ♡」
凜は嬉しそうに和真の手を取ると、林へ向かって歩き出した。
***********
書き始めた時はハッピーエンドで終わる構想でしたが、もうひとヒネリということで、最後の一文の文字を少しだけ変えてみました。
本編もそうでしたが、ツンツン様は一体ではなく、加えて意外にしつこい性格をしていますね。
来月のお題も楽しみにしています。
@ふたば 様
8月のお題の考察ありがとうございました。
いつもながら、その見識の高さと深さに感嘆いたしました。
拙作も、ふたば様から解説頂きますと、まるで、希代の名作のように彩られ、魔法にかかったような印象を受けてしまいます。8月のお題は、このテーマですと、「漂流」をどのように描くかに比重が置かれそうですが、実は、「雲」をどのように絡めるかが一番難しかったです。
尤も、お話、怪談としては、帰省と限界集落にある実家という、ありきたりの夏怪談になってしまいました。800字には、まとめてはあるものの既読感のある内容だったかなぁと反省しきりです。
9月のお題 お待ちしておりました。
と言いつつ、鳴りを潜めていたコロナが鎌首をもたげ始め、熱中症が落ち着き安堵するまもなく、またまた身を削るような日々を送っています。
でも、今月は、有休もいただけそうですし、連休もお休みできそうですから、8月の遅れを取り戻したいと思います。
回を重ねるごとに、難易度が増してきて、書きごたえがあります。
その割に、一向に上手になりませんし、誤字脱字だらけで、怪談を書いているのではなく、恥をかいているような有様ですが、アップされました折には、ご笑覧いただけましたら幸に存じます。いつも優しいふたば様ですが、時には、駄作拙作を皮肉じゃなくて。すみません叱咤激励するような辛口の解説も楽しみにお待ちしております。(^_^;)。
ではでは、10月過ぎまで、この暑さは続きそうとの予報ですが、水分補給と休養はこまめに行なってくださいませ。お大事に。。。。。今月も800字以内頑張ってみます。
「まだ8月の36日ですから!」という言い訳も痛々しいくらい遅刻しておりますが、遅ればせながら今月のお題を出させていただきます(、._. )、💦
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【9月お題】
「神隠し」「お米」「カバン」
投稿期間 9/1 0:00〜9/28 23:59
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今月のお題は難しいような、簡単なような、人によって難易度が異なるお題となっております。そして、またも文字との戦いが起こりそうですね⛩
今年も早いもので、地域によっては既に稲刈りが始まっております🌾
今年のお米は猛暑の影響で蛋白が多く、硬くて小ぶりな傾向にあるようです。野菜も北海道をはじめ大不作なので、今月は農作物の高い月となりそうです( ・᷄-・᷅ )
こういう不作の年と言えば、農作地では神様への依存度が高まり、暴走とも言える風習が生まれてしまうのが田舎怪談あるあるな気がします。神隠しの犯人は、神様なのか、人間なのか、はたまた物の怪なのか、ワクワクしながらお話をお待ちしております(੭ ᐕ)੭*⁾⁾🌱
@あんみつ姫 さんお仕事お疲れ様です(ˆ꜆ . ̫ . ).🍵
救急隊員が出ずっぱりになる連日の猛暑、医療従事者の皆様には頭が下がります🙏🌱
天狗や河童、他国からの漂流者(ながれもの)が起源の一説とされる妖怪は多々おりますが、ラムネ瓶のクレーターのように、内と外とで景色が歪めば見える世界も姿も変わってしまうのでしょう。
ラムネの中のガラス玉は、瓶に囚われている限りその入れ物の歪さに気が付かないものなのかも知れませんね🫙/(_-_)l
『夏の雲』は、俳句の季語では、むくむくと膨れ上がる勢いを表すそうです。村に対して、あるいは家族に対して、主人公の猜疑心はそうな夏の雲のように形を変えながらも膨らんでいたかのように感じました٩( ˙༥˙ )و
@天虚空蔵 さん、今月もご参加有難う御座います( ᴗ ̫ ᴗ )
今回の『漂流』というお題は、体験にしろ物体にしろ、情景描写が一定量必要なので文章量が増えがちなんですよね。場面転換を無くせば文字数を抑える事も出来るのですが、オチが別物になってしまうので難しいところですね😓
夏休みの時期とは言え、始発のバスに女子中学生が1人で乗って居るのは、よくよく考えてみると不自然かもしれないですが、これはもしかして、人ならざる者が油断を誘う為にあどけない少女の姿をとっている可能性もありそうですね。それはあの空間で安心感を与える為というより、疑い無く渡した食べ物を食べて貰う為でしょうか。
なんと言っても、パッケージの無いラムネ菓子は、非合法なお薬と見分けがつきにくくて食べるのに勇気が要りますからね(っ`👅´c)
ふたば様
今月のお題クリアしました。
ギリギリセーフでしょうか。(^_^;)
難しいお第でしたが、タイムトライヤル感覚でほぼ一時間で書き上げました。
800字クリアしてます。たぶん。。。780文字程度で収めました。☺
猛暑で熱中症や倒れる人が多く、ごめんなさい。「怖話」投稿できませんでした。
この場を借りて、約束していながら果たせなかったことを、ふたば様はじめ皆々様にお詫びも串あげます。
まだまだ、猛暑は続きそうですし、度重なる自然災害に心痛みます。
皆々様、どうかご自愛下さいませ。
「帰省先の実家」
あれを見たのは、年号が昭和から平成になって、数ヶ月経った頃だったと記憶している。そう旧盆の頃。
母から「祖父が急逝した、至急帰省してくれ。」との報を受けた、電車に飛び乗ったものの正直気が滅入っていた。俺の実家は、かなり田舎で、俗に言う限界集落の中にあった。中でも俺の家は、何故か周囲から浮いていた。「他所からの漂流者(ながれもの)」と揶揄され忌み嫌われていた。
周囲との交流もなく、流れる雲を目で追い、眼の前に広がる海に語りかけながら過ごしていた。ある夏の日、一人ぼっちで海を眺めていると、祖父が冷たいラムネをくれた。飲み干したあとで、中のビー玉を取ろうとしても取れないと焦る俺の横で、「望んでも手に入らないものもあるんだわ。」祖父はそう言って目を閉じた。
車中の窓から流れる雲を眺めていると、車内販売の声が聞こえてきた。
「冷たいラムネはいかがですか。」
「あ、ください。一本、いや二本。」
手にしたラムネは、あの日祖父がくれたものと瓜二つだった。
実家についたときは、とっぷりと日が暮れていた。
家の前の提灯だけがあたりを寂しく照らしていた。
家の中は、葬式だというのに、ぼんやりとした明かりしかなく、父と母の顔も心なしか生気がなかった。
奥の間に通され、横たわる祖父の亡骸を目にし、俺はゾッとした。
顔がない。
うわぁぁぁ
と思わず腰を抜かした俺の横で、
「なんかぁ、お前もあいつらと同じになったんか。」
いつの間にか、俺の傍らに立つ父が、そう呟いた。
「仕方ないよう。もう・・・諦めよ。」
母は、そう呟いた。
「いいか、私達ことは忘れてな。今までごめんな。もう、漂流者(ながれもの)ではないから。安心してな。」
翌日、たったひとりで俺は、この限界集落を後にした。
俺のふるさとは、もう、どこにもない。