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短編2
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妹2

私の兄は格好良い。

だから、写真こっそり取ってヤバいサイトにアップしたり、体操服とか売ったりしてた。

良く色々物がなくなってしまう兄は、おかしいなぁって首を傾げる。ヤバい、天然だよこいつ。だから、キモいおっさんの間で人気あるんだよ。

近づくためにとにかく懐いた。お兄ちゃん、お兄ちゃんって。

可愛いなぁって笑顔で頭撫でてくる兄を見て、軽く良心が痛む反面、ああこの顔会員制のブログにアップしようとかあれこれ考えてた。

そんなある日、先輩に誘われて、遊園地行くこと話したら突然襲いかかってきて縛られて、押し入れにぶち込まれた。

ぁ?ってなってると、何かぶつぶつ言ってるし。

ああ何だ。この人私が思ってる以上に私の事好きなんだなぁって分かった。

でもさ、こんなのバレたらどうするの?お母さんキレるどころじゃないよ?本当天然だよなぁ。

ああ、でもその時お母さん色々あさくって、私がずっと撮ってきた写真とか不味い物もバレたらどうしよう…

考えてると、不安で涙が出てきた。

しばらくしていると、兄が正気に戻った。とっととここから出せよ、変態っとか思ってたけど、取り敢えず可愛い妹のセリフを言ってみた。

そうしたら、何か私を監禁する発言しだした。

いやいやいや!!待とうよ。明日期末テストなんだけど?ちょっとお兄さーん?

しばらく、何か監禁状態が続いた。とにかく暇。乙女ちっくな本とか私に渡してくるけど、全然面白くない。

ある日、何か兄の様子が変だった。

「…来週、母さん帰ってくるって」

あああ…終わりだよ。どうするのさ?

「…そうなんだ。お母さん…びっくりしない…かな?その…私学校言ってないしさ。私、お母さんに言わないから!…出して?」

可愛いく言ってみた。でも、兄は顔真っ青。これはヤバいよ?

「…嘘だよ」

「え?」

「バラすんだろ?終わりだよ。もう。お前を殺して俺も死…」

「言わない!だって私…お兄ちゃんの事大好きだもん!」

よし!!私よくやった。これで大丈夫だろ!

「先生とか、お母さんにお前が休んだ事言ったり…」

「私、虐めに遭って不登校気味になってたって誤魔化したら良いんじゃないかな?」

「…そうか」

兄は私を解放してくれた。ふー…人安心だよ。

「なぁ」

「ん?」

「…俺は心配なんだよ。他の男がお前にちょっかい出さないか」

常々、私も貴方にそれ心配してるけどね。会員の方々が貴方をもし見かけたら…ああ、グロい。

「大丈夫だよ。私が好きなのはお兄ちゃんだけだから。今度からもっと気を付けるね?」

色々…とね。

怖い話投稿:ホラーテラー 家さん  

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