どうもオムオムです。
こないだの続きです。
おとといの出来事なので投稿しましたのですが、この前に投稿した親友の康介と寛のことを覚えていますか?
康介と寛はあのあと無事に戻ってきました。
あの2人は僕と同じ高校に通っていて、今も仲良しです。
前振りが長くてすいません。
昨日は学校があって始業式でした。
学校が12時に終わりいつものように3人で帰ってたら、康介が言った。
康介「お前ら今から暇?」
俺と寛は同時に頷いた。
康介「そんならちょっと付き合えよ。」
俺「今から何処に行くの?」
康介「それは着いてからのお楽しみだ。」
寛「おい、勿体ぶるなよ。早く話せ。」
康介「そんなに気になる?そんじゃ~話すぜ」
康介ゆっくり話し始めた。
康介「よく聞いてろよ?今から行く場所は昔の廃墟の小屋だ。って言ってもただの廃墟の小屋じゃなぜ~。もうわかるだろ?」
さっきニヤニヤしたいた寛が急に真剣な顔で言った。
寛「もう御免だね。お前ら覚えてるか?あの時のこと・・・」
俺「忘れるはずがねーだろ。なぁ、康介」
康介「おう・・・」
俺「でもよ、ちょっと興味はあるな」
寛「お前まで一緒になるのかよ。ったくしょうがねーな」
康介「よし、準備して行こうぜ。ここから遠くないから」
こうして俺等は準備して目的地へと向かった。
突然、寛が俺と康介に言った。
寛「俺さ、お前らにはずっと言ってないけど、あの時以来すごく霊に敏感になったんだよね。何かこう・・・」
康介「何だよ、気になるだろが」
寛「具体的には見えないけど、その時に実際おこったことがフラッシュバックになって頭に過るんだよね」
俺「すげーな。それって怖くないの?」
寛「うん、何か共感できるんだよな~」
こう言ってる間に目的地についていた。
康介「ここだ、着いたぞ」
そこは野原で一軒だけポツンとたっていた。
その時、寛の身体が震えていた。
康介「大丈夫か?」
寛「ここは入っちゃいけない」
と声が震えていた。
俺は恐る恐る扉を開けた。
家具がたくさんある。
以前ここで暮らしていた様な形跡がある。
すると、部屋の奥にもうひとつのドアがあった。
よくみると扉が鉄製でその扉の上のあたりに長細くて四角い隙間があり中から見れるようになっていた。
どうやら内側に鉄板が貼っているようだ。
なぜだろう?
なんで鉄板なんか貼ってあるんだ?
何のため?
ドアをあけた時に隙間から生温かい風が吹いてきた。
そして、中に入ると康介が小さい声で言った。
康介「うわっ、悪臭が」
俺と寛はそれどこではなかった。
その部屋は外は乾燥しているのに何故かその部屋は湿っていた。
その部屋は家具も何もなかったが、椅子とロープが残っていた。
すると寛が立ち止まった。
寛「あっ」
康介「どうした?」
寛「いや、今フラッシュバックがおこった・・・」
俺「何が見えた?」
寛「椅子に女の子が座ってた。その後に背の高い30代くらいのの男がこの扉から入ってきた」
康介「マジかよ・・・」
俺は周りを歩いてドアを閉めて前をみると、さっき疑問に思った鉄板があった。
その時、俺にも寛と同じ現象がおきたのだ。
勿論、俺にはそんな能力が無いが、ハッキリと見えてしまった。
俺「あっ」
康介「何だよ、驚かすなよ」
俺「見えた・・・」
寛が「ばっ」と振り向いて俺の顔を見ながら言った。
寛「ついにお前も見ちゃったか・・・」
康介が不思議そうに見ていた。
康介「お前らには何が見えたんだよ!説明してくれよ!」
寛「康介、これを見ろ。この鉄板に爪のひっかき傷があるだろ?これは何のためかわかるか?」
康介「 そうか!この傷はもがき苦しんだ跡なんだ!ようは、さっき寛が言ってた椅子に座ってた女の子によってつけられた傷なんだ!でも、何故もがき苦しんだんだ?」
寛「いい質問だ。おそらく俺が思うには、女の子が背の高い男によって監禁されてたんだと思う」
康介「か、監禁?!じゃああの鉄板の意味は?」
寛「またもいい質問だ。少しでも光があると部屋が明るく見えるだろ?でも、暗くすることによって恐怖感を味わせることができる。つまりだ、精神的に追いつめることができる」
康介「残酷すぎる・・・」
俺「多分、この後に女の子はここで殺されたんだと思う。でも、女の子の死体はつい最近までここにあったな。しかも、さっきの湿気と悪臭は女の子の死体が腐敗してるからかもしれない」
康介はちょっと泣きながら言った。
康介「それほど見つけてもらえなかったんだな。可哀想に・・・」
俺たちは「怖い」から、少し「切い」「悲しい」気持ちに自然と変わっていた。
こうして次の日もう一度あの場所に向かい花束を置きに行きました。
3人で手を合わしました。
自然と涙が出てしました。
そして心から「早く気がついてられなくて、ごめんね・・・」と。
この話しが嘘だと思う人はそれでいいと思います。
人それぞれですから。
信じるから、信じないかは、あなた次第ですから。(すみません、少しハローバイバイが入ってしまいました)
作者オムオム