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昔、NHKで放送されていた『ひょっこりひょうたん島』という人形劇なんですが、
主要登場人物の生徒、先生は、ひょうたん島を初めて訪れた際、災害に巻き込まれ既に亡くなっていて、
ひょうたん島の話はあの世での出来事になるんだそうです。
私自身小さかった頃、ひょうたん島に出てきた魔女のキャラクターなんていうのが苦手で、
現世の話ではないというのが、何となく腑に落ちた訳なんですが。
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それで、なぜひょうたん島は死後の世界に設定されたかというと、
作者の井上さん、山本さん、番組の担当ディレクターが親に頼れない少年時代を、
過ごしていたことに起因するそうです。
「親も大人も存在しない、我々が新しい生き方を作っていかなくてはならない、どこでもない場所」
そういった場所にリアリティを持たせるため、作者が自身を納得させるために出した結論が、
『死後の物語』という設定だったそうです。
人によっては怖いというより哀しく感じる設定、お話かも、しれません。
作者カワゴエ