夢を見た。
本屋に要らなくなった本を売りに行く夢。
入ってすぐレジに本を渡し、買い取り番号札を受け取った。
いつものようにシングル、アルバム、105円コーナー、DVDの順に見て回った。
商品の入れ替えがめったにない為、どこに何があるかはほとんど覚えてしまっている。
十分程して、レジに呼ばれた。
さて、買い取り額は・・・、250円?
お前ら、どうせ売る時は倍以上の値段にすんだろ?
渋々サインし、代金を受け取った。
受け取った代金で本を買おう。
最近ラノベにはまっている俺は「かれこん。」の在庫を見に行った。
ラノベコーナーには所謂オタクっぽい学生がたくさんいる。
俺は立ち読みしない派なので、やつらが場所を譲るまでイライラしながら待つ羽目になる。
大人げなく舌打ちでビビらせるテクも持っている。
今日も結構待たされた。
やっとの思いでレジに表紙を伏せて持っていった。
代金を支払うところで夢が覚め・・・、た。
日常生活の夢を見ることほど「もったいない。」と思うことは無い。
本当なら桃にバナナを突っ込んで・・・。
予定通り本屋に行くことにした。
入ってすぐレジに本を渡し、買い取り番号札を受け取った。
いつものようにシングル、アルバム、105円コーナー、DVDの順に見て回った。
商品の入れ替えがめったにない為、どこに何があるかはほとんど覚えてしまっている。
十分程して、レジに呼ばれた。
さて、買い取り額は・・・、250円?
お前ら、どうせ売る時は倍以上の値段にすんだろ?
渋々サインし、代金を受け取った。
受け取った代金で本を買おう。
・・・、やっぱ止めた。
雀の涙でも貯金して大洪水起こしたる!!
なんてな。
よし、帰るか。
「おい!!!」
えっ、誰だ!?
「てめぇ、夢と違うだろ。ラノベ見に行け。」
「はぁ?誰だあんた。」
「夢の通りにしろ。殴るぞ。」
怖い人だなぁ。
とりあえず言うことを聞いた。
喧嘩したことないし。
じゃぁ、「かれこん。」買わないといけないのか。
ラノベコーナーには所謂オタクっぽい学生がたくさんいる。
俺は立ち読みしない派なので、やつらが場所を譲るまでイライラしながら待つ羽目になる。
大人げなく舌打ちでビビらせるテクも持っている。
今日も結構待たされた。
やっとの思いでレジに表紙を伏せて持っていった。
代金を払って・・・、さぁ、帰ろう。
さっきの人はいなかった。
誰だったんだろう。
店を出てしばらく歩いて・・・、えっ!?
いつも使うバス停にトラックが突っ込んでいた。
うわ、こえ~。
これは友達に話すことにしてと。
あっ、そのままラノベ買わずに店を出てたら俺も・・・。
その日から毎日夢を見ることになった。
さらに、夢をすべて記憶しなければならない。
夢の通りに事を成さなければ自分によくない事が起こる。
だが、全て覚えられるわけがない。
あの人を探さなければ。
あの人に夢の通りになっているか確認しなければ・・・。
毎日、毎日・・・、夢が人生の釘になる。
作者退会会員
Wikipediaの怪談都市伝説のリメイクです。
異端怪談師でした。