この世の中には、自分に似た人が3人います。
しかし、『ドッペルゲンガー』は違います。『ドッペルゲンガー』は似ているのではなくて【同じ】なんです。
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それは、私が小学3年生の時の夏休みが終わってから数日たった頃の事でした。
「ねぇねぇ、真里〜(仮名)夏休みにフランス行ったんでしょ?いいなぁ...」
私は外国に行ったことがなかったので羨ましくてたまりませんでした。
「え!?亜美(仮名)も行ってたじゃん!私見たもん!!!」
私はびっくりしました。
フランスには行っていません。
見間違えじゃないの?
そう聞きました。
「うっそぉ!?亜美だったもん!あ、そうだ。今日うちきて写真見せるよ!!!」
写真を撮ってあるなんて不自然に感じましたが、行ってみることにしました。
家にいくと、あったのです。
私の写真が!!!
それはエッフェル塔の前を通っている私でした。
「確かに私だ…」
私は意味がわからなくなり、両親に電話で
聞きました。
「え!亜美のドッペルゲンガー…!?」
「ドッペルゲンガーってなに?」
「モウヒトリノジブンだよ。そのドッペルゲンガーに会うと数日以内、つまり9日以内には必ず死ぬのよ…。」
「………」
私はその言葉に呆然としました。
会わなくて良かった。そう思います。
皆さんも気を付けてください。
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作者もちこ
フィクションです。