短編2
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図書室の黒い本

僕は月曜日になると必ず図書室に行って本を借りるんだ。

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今日は月曜日。

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図書室に行くと、読みたかった本が見つからない。

しかし、面白そうな本があった。

それは、

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表紙が黒くて予言日記と書かれた、日記のようなものだった。

気になって、ページをめくっても何も書かれていない。

面白く無いので本を閉じようとしました。

その時です!

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突然、目の前に文字が浮きでてきました。

『カシツカジリ』

(なんだこれ?)

よくわからなかったので本を元の場所に戻しました。

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すると、午後の授業中に非常放送が入り、僕達は校庭に避難することになりました。

理科室で実験に使ったアルコールランプの出火が原因でした。

「カシツカジリ…カシツ、カジ、リ……。リカシツ カジ!(理科室 火事)」

なぜかすぐにそれが頭に浮かびました。

そして、まさかと思いながらそのことがずっと気になって気がつくと放課後に僕はまた図書室に着ていました。

「あった!これだ!!」

黒表紙のあの本を手に取って、急いでページをめくってみました。

真っ白でなにもかいてありません。

(おかしいな…。確かに書いてあったのに..)

がっかりして僕が本を閉じようとすると、突然、前のように文字がでてきました。

『カタダケショウガワ』

次の日、同じクラスの川田翔太くんが、なんと松葉杖をついて登校して来ました。

昨日の夜、階段から足をふみはずしたそうです。

(カタダケショウガワ…カワダショウタケガ‥川田翔太、怪我!)

あの本はそのあともいろいろな出来事を次々に的中させていきました。

本当の【予言日記】だったのです!!!

予言日記に書かれたことは、2,3日中に現実のものとなりました。

そして、僕は今日もまた、図書室に着ています。

いつものようにページをめくると

こう書かれていました。

『ソガノダケイッペイ』

(イッペイ……?)

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僕は、家に帰る途中、事故にあいました。

怪我が治った今でもあの【予言日記】は的中しています。

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この人、
いっぺいっていうのかな?

文章、ラフな話し方から、丁寧語に急に変わってるよ。

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どんな言葉になるのか全く解らない(笑)

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