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短編2
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死んだ!?

私の話しはオカルト的に怖い話しではありません。私が怖かった話しです。

そして

母親だったり父親だったりする方には

はっ!と思う話しではないかと思います。

長女が4才。次女が2才くらいの頃の

話しです。

何時もの様に娘達の好きなパン屋さんに

車で向かっていました。

その店は広目の道でしたが

さほど車の往来は激しくはない道でした。

その道沿いにある小さなパン屋さんでした。

子供達に

パンちゃん買って来るから

ちゃんと待ってられる?

2人は可愛い笑顔で

うん♫と頷きました。

何となく後ろ髪を引かれる想いがあり、

何故かな?と思いつつも

娘2人を車に残し。エンジンも切り。鍵もかけ

急いでパン屋の中に入りました。

そして

娘達の好きなパンを選んでいました。

ウィンドウを眺め…

これと…これと…

その時

グワッシャーン!ガリガリ!

とっさに

私の車だ!何故だかそう思いました。

私はすぐに店を飛び出しました。

絶対どっちか落ちてる!

車のドアが一枚なくなっていました。

信号付近だったので

相手の車もスピードば出してはいなかったと

思います。

しかし…

当たった車が生コン車でした。

これは幸いなのか!今思うと

普通車だったら

又違っていたのかもしれません。

子供達は!子供は!あさみ!かおり!

うぇーん

2人の泣き声がしました。

もぎ取られたドアの反対側に

2人でへばり付くように泣きながら立っていたのです。

私も泣いていました。

生きてる…生きてる…

2人を抱きしめていました。

ごめんね。一緒に行けば良かったね…

ごめんね。ごめんね。

その後は

生コンの運転手さんが

こっちはタイヤを少し擦っただけだから。

生コンあるから。もういいから。

後は自分の車を何とかしなさい。

って言ってくれました。

そお言うと

急いで車を走らせて去って行きました。

私はガラスの飛び散ったお店の前や

道を泣きながら

ご近所の方にホウキとちり取りを

お借りして片付けました。

ホッとした気持ちと今起きた恐ろしい出来事を反省しながら…

良かった

生きていてくれて良かった(涙)

涙が溢れ出て止まりませんでした。

私の車は廃車になり。

新車を買うと言うはめにはなってしまいましたが

子供の命と引き替えだと思えば

ローンを払うなんて

楽な事だと思いました。

そう思ったのに

今長女はこの世にいません。

皆さん

私みたいな

車の中にお子さんを置いて

少しの時間でも

離れないでくださいね。

私は3日間

娘達が潰れて道に倒れてる夢を見て…

泣きながら目を覚ましていました。

汗だくになっていました。

自分が死ぬより怖かったんです。

今思い出しても怖いです。

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