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私は先週からある男から熱烈なアプローチを受けている。
以下はメールのやりとりを記載したものである。
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19:24
男「今日面接だったんだ!!!つかれたぁインターン受かるといいなぁ..」
20:19
私「お疲れ様!受かってるといいね!」
20:19
男「メールきたぁありがとう!!なんかあったかと心配したよ!!応援してくれてるなんて嬉しいな!もっと頑張るね!!今度、どっか映画でも見に行かない?アクションとか好き?」
20:48
男「もしもーし^^」
22:07
私「ごめんごめん。アクション好きだよ!映画ずっと見てないしいいね」
22:08
男「ほんとに???嬉しいな(^3^)-☆じゃ明日の12:00にいつものとこね!」
22:35
私「ちょっと待って..明日で決まり?いつものとこって???」
22:37
男「わかんない??前回食事したとこだよ(><)あのレストランの前だよ!」
23:05
男「もしもーし^^」
23:18
男「寝たのかな??」
23:25
私「あぁあそこね!でも明日はきついかなぁ...」
23:25
男「ほんとに???てってか心配したよ!!こんなに俺を心配させるレディは君が初めてだよぅ」
この後私はメールを送りませんでした。
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―――次の日。
私は休日ということもあり、昼に近い時間に起きました。
なぜか胸騒ぎがします。
スマホが視界に入りました。
点灯ランプがチカチカしています。
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つけてみると...
着信2件
メール3通
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23:57
男「もしもーし^^」
01:46
男「夜遅くごめん。明日どうする?」
02:04
男からの電話着信
03:23
男「ごめん、無理強いしてる感じ?」
05:11
男からの電話着信
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そして.....
shake
ブーブーブーブーブーブー。
11:07
男からの電話着信。
私「もしもし?」
男「ぴいいいええええーーーー。はむはむでちゅ。心配したでちゅう。朝のちゅうー!
なんで心配させるんでちゅか(‘3;)ママに車でちみのマンションまで送ってもらったんだよ....」
私「えっ?」
男「おうちに入れて。ぱぷー」
私「・・・」
ツーツーツー。
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―――12時間以上経った頃。
23:54
男からの電話着信。
私の父「もしもし?」
男「あれ?声変わりしたでちゅか?ダンディなのも可愛いでちゅ~~~。ハムハムッ^^もぉ食べちゃいたいっ」
私の父「・・・」
男「あれ?電話つながってるでちゅか?今マンションの前にいるんでちゅよ」
私の父「おい、警察呼ぶぞ」
男「けいちゃつ?って何?おいしい?」
ツーツーツー。
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23:56
男からの電話着信。
私の母「Hello?」
男「Wow, you've got to be kidding me! I didn' t know that you could speak English! Your pronunciation is really great. Bloody hell...」
私の母「Fuck off, asshole.」
男「てへぺろ☆」
私の母「Who are you, anyway?」
男「Totto-(yokose)-hum*taro. yokose is my middlename. HUM HUM」
ツーツーツー。
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24:02
男からの着信。
?「・・・」
男「今もう22階に着いたでちゅよーわーキレー」
?「・・・」
男「聞こえて間中華?無口なのもVERY CUTEでちゅね。」
?「ワンッ」
男「犬のものまねも上手いんでちゅか!?多才でちゅーーーおぱちぱちッ」
?「Grrrrrrr.....」
ツーツーツー。
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24:02
男からの着信。
私「もしもし...?」
男「今ドアの前にいるでちゅ。ふふふ」
ピンポーン
私「・・・」
男「あれでないでちゅか???あれ、あれあれれれれ???」
ドンドンドンドンドンドンッ
ツーツーツー。
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男「あ、住所間違えた。」
作者ぶうたろう