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短編2
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遺言

このお話しも有名なお話し。

ゾッとした話しなので載せます。

知ってたらすいません。

(うら覚えな所もあります。ご了承下さいませ。)

〇〇〇〇〇〇〇〇

私の知り合いに「ゆりこ」と言う名前の女の子がいました。

ゆりこの家は、早くに、お父さんが亡くなってしまい、お母さんが女手一つで育てていました。

私達が小学生に上がり何年かした時、ゆりこのお母さんが、入院してしまいました。

毎日、昼、夜と働いていた為、過労で倒れてしまったのです。

ゆりこは、毎日お見舞いに行きました。

ある日。

病室でお母さんから、

「もう、お母さん長くは生きれないかも知れない。そうなったら、ゆりこ一人になってしまうね。辛い事があっても頑張るんだよ。この、お守りをゆりこに渡しておくからお母さんだと思って大事に持っておいてね。もし、

ゆりこが、本当にどうしようもなく辛くなったら、お守りの中を見て。」

と、言われて、一つのお守りを貰いました。

それから、数日後。

ゆりこのお母さんは亡くなりました。

ゆりこは、親戚の家に引き取らました。

それからゆりこは、お母さんに貰ったお守りを肌身離さず学校に持って来てました。

お母さんの形見として。

ある日その形見のお守りを悪戯半分で取り上げた男子生徒がいました。

「ほーら。」

「こっち。こっち。」

と、男子生徒は形見のお守りを投げあいしながらゆりこをからかっていました。

「返して、返して、お母さんの形見のお守りなんだから、返してよ。」

と、半分泣きながら訴えてるゆりこに動揺して、お守りを落としてしまいました。

すると、お守りの中から折りたたんだ一枚の紙が出て来ました。

「何だ?これ?」

と、お守りを投げあいしてた男子生徒が拾い紙を開いた瞬間、見る見る顔色が青ざめて、見ていた紙を床に落としてしまいました

その紙には、こう書かれていました。

・・・ゆりこ・・・・死ね・・・

Concrete
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