中編3
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奇妙なおじさん

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神奈川県にある 家賃5万円で 1LDKの 古いアパートで暮らす 一人の女性のお話です

職業は外資系企業に勤めるOLで 年齢は 24歳 独身で

実家は九州にあり 出稼ぎのため 地方から 神奈川に上京してきた

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スリーサイズは ひ・み・つ。

無事に就職もでき企業のOLとして勤務しだしてもう4年

何不自由なく 暮らしてきた

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ある日 隣の部屋に 50代ぐらいの おじさんが 引っ越してきた

男性という事もあり、 少し不安だったのだが

私は田舎者なので、引っ越してきたら隣の部屋に挨拶に行くのは当たり前だと思っていた。

でも私は人見知りが激しいほうなので 挨拶は嫌だなぁ~と思っていた

東京で暮らす友人から神奈川では 一人暮らしの人は ほとんど挨拶をしないと聞いた

おそらく隣も一人暮らしだと思われる

防犯の事もあり 女性の一人暮らしを自ら ばらす必要はないかと思うのだが

挨拶に行かないのも失礼な気もするし 中年の男性というだけで警戒するのも失礼な気もする

結局考えた挙句 挨拶をする事に決めた

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隣の部屋の玄関の前でインターホンを押す

『ピンポーン♪』

何度もインターホンを押す 

しかし誰も出ない

10分ぐらいまっても誰も出ないので 日を改めて 挨拶しようと思った

就寝まで テレビを見たり おかしを食べたり 他愛もない事をしながら過ごした

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私は 小中学生 の時代から たくさんの男の子にモテていて たくさんの人に 羨望の眼差しで見られていた

しかしそのことが 女子達の反感を買い 今まで一人孤独の 人生を過ごしてきた

母親は 実家の九州では美人で有名だった

その美人の遺伝子を私はうまく引き継ぐ事が出来たのも奇跡なのかもしれない

しかし時として その美貌が仇になるときがある

ストーカー被害や痴漢など 数々の被害を受けた しまいには

『整形お化け』という あだ名までついた

私は一切整形 等 していない しかし 会社の女性たちは 私のことを

あまり良く思っていなかった

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その日の夜中 私は 悪夢にうなされた

ぱっと目が覚めると 大量の汗とともに

奇妙な 生臭い匂いがしてきた

明かりをつけると

すぐさま 違和感に気が付いた

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私のすぐ横で

私のお気に入りの下着を 頭にかぶりながら

丸裸の姿で 笑顔で阿波踊りを踊っている おじさんがいたのだ

私は気が動転してしまいそうになった

玄関の鍵はかけたはずだったのだが

どうやら ベランダから進入してきたらしい

襲われると思った私は ダッシュで玄関まで 走り

交番まで走った

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すると さっきまでおどっていた おじさんが 全身裸のまま

うなり声をあげながら全速力で追いかけてきた

しかし私は交番まで危機一髪で なんとか逃げ切る事が出来た

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警察に事情を話し終えると 私は すぐさま友人の元へ電話をかけ その日は友人の家へ泊めてもらい

次の日 すぐにそのアパートを引っ越した

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女性の一人暮らしは 恐ろしいものだと その日から思うようになった

 

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実話ネタ?おじさんこわすぎ!場面を想像したら笑いそうになりました

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