あの出来事から一週間がたった。
あれから特に何も起きずにいつも通りの生活をしていた。
私の家の近くには寺もなければ神社もない。
だからあの白い手についてなんの情報もなかった。
私はどうしても知りたかったため、親戚や知り合いに心霊などに詳しい人を探した。
「私、少しなら霊感あるから役に立つかな?」
それは私の親戚の南(仮名)だった。
彼女は心霊ものが好きなわけではないが、霊感があると言う。
私は今までの経緯を話し南とその墓地へと向かった。
肝試しで歩いた時の道を辿り「ここが白い手がいた所」と言うと
「うわぁ、、、なんかここにいると吐き気する。苦しみの塊がある感じ」
詳しく聞くと、、、
黒い影の様なものが浮いており、全て苦しいよ、怖いよ、ヤダよ、辛いよ。と、悲痛の声を上げているらしい。
このような霊は悲しみが怨みに変わり人を巻き込もうとする傾向があるらしい。
「だから良かったね。多分最悪の場合、ここにはいなかったと思う。」
「そっか、、、」
私達は手を合わせてその場を去った。
作者アリス
読者からのコメントがあり、この話を書くことにしました。
読んで頂きありがとうございます( ´ ▽ ` )ノ