私の運転で家族と出掛けていた。
助手席には妻。
後部座席には、2人の幼い息子。
家族みんなが楽しそうにしている。
最高の瞬間だ。
この瞬間が永遠に続くと思っていた。
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目の前で倒れている妻。
背中に突き刺さる包丁。
床は血まみれ。
泣いている息子達。
何が起こっているのかわからなかった。
気付いたらこうなっていた。
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妻は死んだ。
どうやら私が殺したらしい。
息子達が警察に証言した。
目の前でパパがママを刺した、と。
だが、証拠はない。
だから、警察は私のことを逮捕しなかった。
だがそもそも、記憶にないのだ。
気付いたら、妻は倒れていた。
死んでいたのだ。
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全て夢だったら。
妻が死んだことも。
私が殺してしまったかもしれないことも。
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shake
「パパ!パパ!」
「起きてよ!ねえってば!」
…あれ?
私はベッドの上にいた。
息子達がいつものように起こしに来た。
そういえば、妻は?
「ママは!?」
慌てて聞く。
「ママなら、もうとっくに起きたよ!」
「ママが、朝ご飯できたから、パパのこと起こしてきてって言ったんだよ!」
「だから起きてよー」
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夢。
だったみたいだ。
悪い夢だった。
だが、夢なのに妙にリアルだった。
普段の夢は、少しぼんやりした感じで、そんなに鮮明に覚えていない。
だが、今回の夢は違った。
妙にリアルだった。
リアルすぎた。
そして、現実であるここが、何故かぼんやりとしている。
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「…息子は、どうなるんでしょうか」
「このまま、ずっと目が覚めないかもしれません」
「そうですか。
あの馬鹿、奥さん殺して自分も死のうとするなんて…
あんな小さな子供を2人残して」
「あなた、あの子を責めないであげて。
あの子もきっと何かあったのよ…」
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「おばあちゃん…」
「おじいちゃん…」
「ママは死んじゃったの?」
「パパは?」
「なんで2人ともいなくなっちゃったの?」
「大丈夫だからね」
「今度からは、おじいちゃん達と一緒に暮らすんだよ」
「いつか、ママ達にも会えるから…」
作者しば子
どうも、しば子です。
まぁ、意味のわからないものを書いてしまい申し訳ございません。
怖くもないし、グダグダですし。
ですが、ここをこうするといいんじゃないか、などございましたら、コメントもらえると、とても嬉しいです。
では。