僕はこれから自殺しようと思う
死に方は首吊りにしようかと思ってる
会社も首になって僕がまだ小さい頃に両親が死んでそして最愛の人を失った孤独からだった
母は僕を産んだせいで死んで、父は鳶の仕事をしていて足を滑らせ高いところから落ちて即死だったらしい
最愛の人は僕がお弁当を忘れたせいで
僕にお弁当を届ける途中で交通事故に会い病院に運ばれ
僕が病院に行っている途中で死んだ
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僕は世界一不幸だ。
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それからだ、仕事をしても上の空
何をしても魂が抜けたようだった
涙すら枯れたように出ない
笑うことも出来ないくらいで、まるで「人形」だった。
そんなある日だ、僕は自殺をしようと考えたのは
自殺スポットで首を吊って死のうと思う
そして自殺スポットまで電車を乗り継いで自殺スポットまで迷わず辿りついた
全てを失って人形になった僕には自殺なんか怖くなかった
自殺スポットに着き人目につかない場合まで移動してる途中の林の中で
ちょうど首を吊れるくらいの木を見つけた
僕はここで首を吊ろうと決めて
準備をしていた時急に腕が重くなった
僕は寒気がしてゾッとして腕を見ると沢山の手が僕の腕を掴んでいて
霊達呟いた
た……あ……………た……あ……し……。
僕は怖くなって叫んだ。
するとスッと消えて腕が軽くなりました
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その時僕は気が付いた…
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あの霊達は明日と呟いていたこと
そして本当は自殺スポットではなく
明日を生きれなかった人の霊が集まる場所だと
僕は木の根元にビニールに包まれたノートと何本ものペンを見つけた
ノートを開いて見ると何か書いていた
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19XX年2月6日、ありがとう!
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19XX年5月25日、まだ生きる事にします、ありがとうございました。
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19XX年4月12日、次来る時はお墓参りとして来ますありがとうございました!
と沢山の感謝の言葉が記入されていた。
僕もそれに釣られて書いた
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20XX年4月26日、僕はここに自殺をしに来ましたが、間違っていたようです
このまま来た道を辿って家へ帰ろうと思います。ありがとうございました
僕はノートをビニールで包み、元の場所へ戻した
そして荷物をまとめその場を後にしようとして背を向けた時
ポンッと背中を押され
スッと耳元で数人の誰かが呟いた
「頑張るんだよ?」
その声は僕には直ぐわかった
さっきまで人形みたいだった
僕の目から涙が溢れ
少し笑った。
「ありがとう…。」
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数日後
仕事は直ぐに決まり
貧乏だけれど
今なら言える…
生きてる事は何よりも幸せだと
作者眠り姫
読んでくれた方ありがとうございました!