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中編3
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俺奇談

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どーもはじめまして?いや…投稿自体三回目なのではじめましてではねぇ~な。

まぁ、俺の名前は蜜蜂。

自分は、はっきり言って霊感等は皆無に等しい。なので、見える人やたまたま見てしまった人などの話はある種の憧れでもある。だが、そんな俺でも偶に怪奇現象に出会う時もある!これから話す事は、自身が今までに体験したこと、また家族、友人、先輩、後輩、上司、同僚、知人から聞いた心霊体験を話していこうと思う…。

文章が拙いのは御勘弁願いたい…。

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これは、俺が小3の頃の出来事である。

小学生三年生の頃の俺は何かと冒険心が強く、学校が終わった後や休日等、友達と集まっては探検と称し色んな所へ行っていた。その日も友人達と集まり何処に行こうか話し合っていたらSが、

S「そ~いえば、おばあちゃん家の近くに廃虚があるよ。そこに行こーよ!」

と言ってきた。

俺「廃虚?そんなんあったっけ?」

S「M(俺)は俺ン家にしか来たことねぇもんな。」

ちなみにSの家はアパートだが、その祖母の家はSの家から近いらしい。問題の廃虚はその向かい側なのだそうだ。

J「俺は、知ってるだけで見たこと無い。」

T「ちなみに、俺は見たことはある!」

O「俺もかなぁ。」

なんて言うのはSと同じアパートに住むJ、公園の近くに住むTとOだ。

俺「どんな所なんだ?」

S「ん~、詳しくは知らねぇけど昔、どっかの女子寮だったらしい。」

T「らしいかよ!確信ないんかい!」

S「仕方ねぇじゃん。中見てねぇし。」

O「まぁまぁ…。とりあえず面白そうだし行ってみねぇ?」

S「そ~すっかぁ。」

ということで俺、S、J、T、Oの五人は早速、その廃虚に向かう事にした。

これから不可解な出来事にあうこととは知らずに…。

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問題の廃虚に着くと、窓が割れてるだけでそんなにボロボロではなかった。

S「う~ん、そんなボロくはないな…。」

俺、J、T、O「…………。」

S「とりあえず、中入るか?」

J「…だな。」

ひとまず俺を含めた五人は中入ることにした。一階の扉や窓は板で固定されていたため、外階段を登って二階の扉からはいることにした。扉を開けると、廊下には板やゴミが散乱していて正直汚かった。その為、俺はとても入る気が起きなかった。

俺「ごめん。俺、ちょっと無理だわ。」

S「はっ?ここまで来て?」

J「ビビってんなよ~。」

俺「いや、マジ無理!勘弁して。」

S「しょうがないなぁ。じゃあ、自転車のトコで待ってろ。」

俺「悪いなぁ。」

そうして俺は、自転車の所で待っていることにした。

自転車の位置に着くと、丁度4人が入っていくところだった。中から「汚ぇ~。」だとか、「煙い」などが聞こえてきて、俺は少し笑っていた。すると、自分の位置から正面にある二階の部屋の割れた窓から誰かの腕が見えた。その腕はまるで、こちらに向かって手を振っているような動きをしていた。俺は、「誰かふざけてやってるんだな?」としか思わず大して気にしていなかった。

暫くすると4人が帰ってきたので、先程の腕の件について聞いてみることにした。

俺「おかえりー。お前らさぁ、ふざけんなよ~ww」

S「は?何が?」

俺「何がって…誰か二階の窓から手ぇ振ってたろ。見てたぞ?」

すると、4人はお互いの顔を見合わせながら首を傾げると、Sが俺にある事実を告げた、

S「それはおかしいな。俺ら、確かに部屋に入ろうとした、けどな…

                    

                    

                    

                    

…ど こ の 部 屋 も 鍵 閉 ま っ て た ぜ ?

                    

                    

                    

                    

だから俺らが部屋に入れるはずねぇじゃん。」

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それだけの廃墟にDQN等にカギをこじ開けられたりしてないところが逆に怖いっす。

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