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短編2
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夏休みの出来事

あれは、中1の夏休みでした。

いつものように、夜更かししてケータイをいじっていました。

11時頃でしょうか。急に、「ぎゃあああああああああ ぎゃあああああああああああ」

という叫び声が、断続的に聞こえてきたのです。

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その瞬間は、恐怖で、心臓がどくどくどくどくいっていました。

しかも、よく聞いていると、その叫び声は、ちょうど、高速で移動する救急車の音のように、遠ざかったり近づいたりしていました。

ふつうの人のなせる技とは思えません。音の遠ざかる速さからして、救急車より速いスピードで、移動していることと推測できました。

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車で移動しながら叫んでいるにしても、エンジンの音はしない。自転車にしては速すぎる。そして、動物の声でもない…あれは、人間の声でした。

その日は、しばらくしたらその声は止み、安心して眠りにつきました。

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次の日も、同じように夜更かしをしていました。

まさか、今日はないよな〜、と思っていたら、寝てしまいました…

そして、次の日目が覚めて、母親と話をしていたら、「昨日の夜中、変な叫び声がしてたんだよね」と母親がいいました。

え、まさか昨日も叫び声が…?と思い、ビクビクしながら、今日も遭遇しませんようにと、その日は早めに床につきました。

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「ぁぁあああ… ぎゃあああああああ ぎゃあああああああああ」

その声に、私は飛び起きました。

またか…と、ドキドキしながら、目をあけました。

止むまでまっておこう、とおもったのですが、そのとき、私は好奇心をもって、この叫び声の主は、なんなのか突き止めるため、障子の隙間から覗くことにしたのです。

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すこーしだけ、障子をあけて…

みると、おじいさんと思える人が、あり得ないぐらいの高速で、走りながら、叫んでいるのがわかりました。

たった一昨日亡くなった、近所のおじいさん。

そのおじいさんは、特徴的な顔をしていたので、すぐわかりました。

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私は黙って障子をしめました。

なぜ、叫んでいたのかは全くわかりません。ですが、たいそう苦しんで亡くなったのだろう、ということはわかりました。

その日以降、今に至るまで叫び声は聞いていません。

きっと成仏したのだと思っております…

でも、その時は本当に怖かったです…

Concrete
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自分でもあの時見れたのがすごいし不思議で仕方ありません。
今おなじことがあれば、きっと耳栓して寝てしまいそうです

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想像するとこわいです。。
見てみた勇気がすごいです!

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