仙台に行った帰りに体験した話
雨雲のせいで中々着陸出来なかった
まぁでもそのうち無事に空港に着陸出来た
窓から外を見ると小雨が降っていた。
私は荷物を降ろし機体から可動橋を通りターミナルに向かおうとした。
その時
ふと下を見ると、派手なオレンジ色のカサをさした女性がこちらに向いて立って居る。、
カサで上半身が見えなかったが腰から下はハッキリ見えた。
真っ白なひざ丈のスカート、真っ白なパンプス。そしてオレンジのカサ。
動かないで立って居る。
私は怖がるとかは無く、何と無く斜め前を歩く友達に話しかけた。
『あの人あそこで何してんのかな?』
友人は歩きながら振り返り私の指差す方を見やる。
しかし既に女性は居なくなって居た。
『何??』
友人に聞かれたので
『あれ?もう見えんくなった。ターミナルから見えるかも』
と応えた。
ターミナルに入り、中から見てみるが
やはりもう居なくなっていた。
『何だったの?』
友人に更に聞かれたのでその女性の事を話した。
すると、
『そんな所に一般人が居る訳無いじゃん』
と一喝されてしまった。
私としては『いや、だって居たし‼︎』って感じ
屋上の展望スペースから何か落として探しに来た人とかそんなんじゃないの?って感じ。
納得行かなかった。
が、後日…
N空港で働く友人にこの話をしたら
『そこに女の人は居ないよ。もし居たとしても作業服着てるよ。』
と言われた。
その瞬間自分が『見た』事を理解した。
作者めぐ-3
ベッタベタですが実話です。
余りにリアルだったので、それだと理解するのにかなり時間がかかりました。