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短編2
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幽霊トンネルと若者達

これは友人の先輩の話

私の地元に山の中を走る長い長い道がある。

くねくねと曲がり街灯は無く夜は真っ暗だ。

山道とはいえ、舗装等きちんとされていたので、昔は走り屋達の聖地だったらしい。だがそれも道路に防止策がとられ、廃れていった。

その山道には何カ所かトンネルがある。

その内の一つは昼間に行ってもトンネル内にライトがついていないから真っ暗だ。

しかも入り口には石が積まれ、誰が手向けるのか、小瓶にさした花が供えられている。

そこはいわゆる心霊スポットになって居た。

トンネル内で車を停車し、クラクションを鳴らすと怪奇現象が起きるだの幽霊が出るだのと言った、よくある話。

そこに友人の先輩Aさんが友達四人で肝試しに行った。その四人の中には霊感があるという人も居たそうだ。この人を仮にBさんとする。

肝試しの内容はこう、トンネルの手前で車を降り、トンネルの中を歩いてくぐる。そして引き返して来る、というもの。

シンプルだがトンネルの雰囲気が凄いから中々面白いだろうというノリだったらしい。

トンネル手前に車を停め、Bさん以外の三人が外に出た。その時Bさんが『なぁ…何かヤバいよ。帰ろうぜ』と言った。

他の三人は

何も起きてないどころか、何もして居ない状態、誰も取り合ってくれない。

それどころか『ビビったのか〜??』『早く来いよ』とはやし立てる。

Bさんはさんざん言われて、やむなく車を降りた。

いよいよトンネルに入ろうかと言う時…

Bさんの様子がおかしい。

真っ青な顔でブルブル震えているのだ。

余りの怯えように、他の三人も少し恐怖を感じ始めたその時…

『ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁあああ‼︎‼︎‼︎』

Bさんが物凄い叫び声をあげた。他の三人はギョッとしてBさんを見る

彼は顔が引きつって、何かケモノのような顔になって居た。

そして次の瞬間

四つん這いになり物凄いスピードで道の脇から山の中にかけて行った。

三人はBさんの名前を呼びながら追いかけた

しかしBさんは雄叫びをあげながらどんどん山の奥に行ってしまい、あっという間に見えなくなってしまった。

三人は恐ろしくなりながらも必死でBさんを探した。

しかし見つからない。

このままじゃ本当にヤバいと、怒られるのを覚悟で警察に通報し、捜索活動が行われた。

しかし

結局Bさんを見付ける事は出来なかった。。。

この事は翌日の新聞にも取り上げられた。

何年も前の話だが…

未だにBさんは行方不明のままである。

Concrete
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@ガラさん ふぁいと〜♪

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ヤバいな、、、、、、今度心霊スポットのトンネルに行こうとしてたのに怖くてもう行けねwww

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