2回目の投稿です。
これは3年ほど前に体験したお話です。
***
私と、同じ職場のよしみ、その彼氏のともき。
ある日3人で遊んでからすんごいマブダチになりました。
KYな私の存在(笑)
少しだけ霊の存在を感じたりたまに見ることがある私と、霊感バリバリのともきは何故か波長がめちゃくちゃ合うらしく、一緒にいると感じる力が倍増した気がしてました。
実際に、3人でいるとだいたい怖い目に遭っていたような...。
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その日は、あてもないドライブをしようぜ!的なノリになり、ともきの運転でドライブに出掛けました。
よしみは、わたし達のやりとりを見るのが好きだと後部座席に乗り込み、助手席につっこまれた私はまたまたKYな存在に。笑
30分ほど走ったところで、ともきがいきなり思い出したように言いました。
「この先にある廃屋、マジで気持ち悪いんよ。ちょっと近くまで行ってみる?」
私はあんまりそんなところに行きたくなかったので断ろうとしましたが、ノリノリなよしみとハンドルを握るともきに推されたので断るという選択肢はありませんでした。
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その廃屋は、国道からそれた細道を奥に進んだところにあるとのことで、ともきは黙々と運転しています。
私は急に頭痛に襲われ、少し無口になっていました。
ぼーっと前を見ているとチラチラと視界に何かが映りこんできました。
(え...、女の人?)
周りに田んぼや草が広がる細道、その左端にぽつんと女の人がたっています。
服装は白装束のような全身真っ白の薄手のワンピースみたいなもの。髪は胸のあたりまでの長さ。少しうつむいているし、夕方の少し薄暗い中だったので不気味でした。
ともきのほうを見ても、気にもせず運転している様子。
(見えてないんかな?)
実は普通の人間なのかもと思いスルーしてしばらくすると、また同じ女の人が細道の左端にぽつんと立っていました。
...ゾワ。
やっぱり人間じゃない。
その後も2つに分かれた道のどちらかや、まっすぐな道の左端にぽつんと立っていました。何度も。
同じ服装だし髪型だし姿勢も同じだし...本当に気持ち悪くて。。
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「ともきさぁ、あの人見えとる?」
「おーおー、見えとったよ!別に悪い奴やなさそうやん?やからスルーしとった!」
そう返答されましたが、どうも気持ち悪い。そして私は頭痛が続くのでお願いして引き返してもらうことにしました。
Uターンしてから何気なくルームミラーを見て後悔。
ルームミラーに、またぽつんと立つその女の人が映りこんでいたのでした。
***
「ねぇ、帰るけどさぁ○○山経由でもいい?せっかくドライブするんだし、あーやん家までの距離とそんな変わらんし!」
そういうともきにとりあえず説得され、○○山経由で帰ることになりました。
(あー、頭いてー。)
そう思いながらぼーっとしていると、
「...ぁーゃん、あーやん!!!!」
私は名前を呼ばれながらバシンバシン!と背中を叩かれていました。
ただぼーっとしていただけなのに、何かあった?ときょとんとしてると、
「どーしたん!?さっきから呼ぶのに無視して!いきなりがくんって首が下に曲がったかと思ったらそっからずーっと息継ぎもせんでブツブツ言って。」
と怒られました(笑)は?なんそれ?ぼーっとしとっただけなのに?
わたし自身は全くなんもないし夢とかも見てないのにそんなことになっててびっくりしました。
あの同じ女の人が関係あるのかは分かりませんが...ちょっと気持ち悪かったので投稿させていただきました。
読んでくださりありがとうございました。
作者あーやん
怖くないけどよかったら読んでください。
そして、助けてください。笑