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短編1
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タスケテクダサイ

地下鉄の線路の上に確かにソレはいた。

だが、誰も助けない。

ソレがどんなに叫んでいても誰も助けないんだ。人って酷いよな。

俺は助けようとしたんだ。

助けようとしたんだけど、

遅かった。

もう上がっていたんだ。

助かっていたんだ。

きっと自分で上がったんだろう。

よかったシナナクテ。

けどさ、ソレが助かったのに

なんで皆まだ叫んでるんだ?

「早く上がって来てください!」

「死んじゃいますよ!」

地下鉄がザワザワと騒がしくなる。

まだ線路に誰かいるのか?

「電車が来てしまう前に早く!」

さっきからうるさいな。

周りを見渡しても誰もいない。

一体誰がいるんだよ。

ちょっと焦るじゃねーか。

そういえばさ、さっきから電車の音がうるさいんだよな、、、。

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ちゃあちゃんさん

発想は人それぞれです。
ちゃあちゃんさんの言ってることはあっていますよ

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他の人には見えない何かの罠にかかって、今度は「俺」が線路にいると…でも線路にいる事に気付いてないんでしょうか…?

返信

Noinさん

ソレは、、。
多分幽霊でも人間でもないなにかだと思う。

返信