music:1
おれが11歳のころ
その頃の俺はなぜか
お化けに興味があった
とにかく見てみたかった
まぁお化けなんて信じてなかったので
肝試しなども楽勝楽勝
といいながら夜中に一人で
神社を歩き回るほどだった
俺があまりにも怖がらないので
ある時一人のオカルティスト
F君が俺にこんな話をしてきた
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F「おい。おまえさそんなオバケみたいなら一人かくれんぼやれよ」
俺「は?一人かくれんぼ?ぼっちの遊びスカ?w」
F「ちげーよ。やり方おしえんから今日おまえやれよ」
俺「は、だるっ」
F「なに?こわいのこわいの?だっせー」
俺「は?こわくねーんだけどそんないうならやってやんよ」
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と言う感じの流れで一人かくれんぼを
やるはめになった。
その日はタイミングがいいのか悪いのか
親が旅行でいなくて自分ひとりだった
F君には俺が家に着いたら
連絡するからその時に電話で
やり方を教えろと言っといた
そして帰宅後。
Fに連絡をした
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F「おかえりなさいませ♡御主人様♡」
俺「うん立派にキモい。やり方はよ教えて」
F「まぁそう急かすなよ。夜中の三時からスタートだしよ」
俺「はぁ…ねるわ」
F「いや寝ないでやってみろって。んでやり方はだな」
俺「はいはい…」
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F「まずなんでもいいから中が綿のぬいぐるみ用意して」
俺「うい、そんで?」
F「綿全部くりぬいて中に米詰めて自分の髪の毛いれて赤い糸で腹縫って余った赤い糸はぬいぐるみにぐるぐるにまきつけていい」
俺「なかなかめんどいそれでおわり?」
F「いやまだ。湯船に少しお湯入れてそこにさっきのぬいぐるみを落とすわけだ。あれ?ここからやり方思い出さねぇww」
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俺「ふざけんなよ…まぁそこまではやってみるわ。かくれんぼなんだからそのあと隠れればいいやろ?」
F「まぁそうなんだが。あ!思い出した。そのあと部屋の電気全部消してぬいぐるみに適当に名前つけて○○が鬼って三回言ったあとにそのぬいぐるみを刃物で刺す!」
俺「あぁそんだけでいいんだな」
F「おう!それを3時から始めてくれ。もちろん夜中のな
」
俺「はいよ。んじゃやり始めたらまた電話するわ」
F「おう。楽しみにしとく」
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music:6
そして夜中の三時
Fに教えてもらったとおり
やったあとにFに電話をしたのだが
....でない
俺「あいつなにやってんだよ…」
ちなみにおれは今押し入れにいる
隠れているのだ。
俺「馬鹿馬鹿しいーもうでるか」
トンっトンっ
俺「ん?なんだ今の音誰か玄関叩いてるぽいけど確認しに行くか」
おれが押入れのドアに手をかけたその時
「ふふふ…隠れても無駄よ?」
女の声がした
やばい。これはほんとうにやばい
なぜかわからないなんでだ
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冷や汗が止まらない
俺「やばいこのまま出たらバレる。だれにだ?わからない。どーすればいいんだ?そーだ!Fに電話だ!!!」
プルルルルル…プルルルルル…
何度目のコールのあとだろうか
いつも聞くあの無機質な機械音が。
「こちらの携帯はただいま電波の届かないところにあるか。電源が入っておりません。もう見つかってるんだからそこからでれば?でれば?でれば?でれば?でれば?でれば?でれば?でてこい」
プツップープープープー
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俺「はぁはぁ…今のなんだよ…くそどーすればいいんだ。そうだおわらせ方あいつ教えてくれてねーじゃん。調べれば出てくるはず」
俺は携帯で一人かくれんぼについてしらべた
そして絶望した。
なんでかって?
塩水なんて用意してない。
これじゃここからでれない
しかも一人かくれんぼをやる時間は
2時間が限界じゃないか
もう既に夜中の5時だ
さっきから扉の向こうから
すごい視線を感じるんだ
そしてさっきからとなりに
首のない男の子がいるんだ
俺はもう終わりだ
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俺「こんなこと…しなきゃよかった…」
その時玄関のドアが
勢いよく開いた
「おい!!○○!どこにいんだよ!」
Fの声だ助かった…
そして俺はそのまま気絶した
おきたらFの家にいた
F「よかったおまえ大丈夫か?携帯もつながんねーし心配して家に行ってみたら3体も家に呼び込みやがってよ。流石にお祓いするのに時間かかったわ」
紹介するのを忘れていたがFの家は神社でこいつら跡取りらしい
すこしくらいならお祓いなどもできるらしいが
そんなことどうでもいい
俺「てめーのせいだぞ?!塩水用意しねーと終われねーじゃんかよ!!」
F「そうだね。だってまだ終わってねーもんな」
俺は目が覚めた。押し入れの中だ
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music:7
俺「夢かよ…ふざけんなよ…」
扉の外からはずっと
女の笑い声がする
ずっとわらってる
でてこいといいながら
作者ぴよ
長くなってしまいました。
一人かくれんぼ…
冗談抜きではやらない方が
よろしいかと。
書きたかった話とずれてしまいました