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短編2
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幽霊(仮)

職場の先輩から聞いた実話。

職種柄、夜中徹夜が当然でこいつが、ミスると相当ヤバくって

ぶっちゃけ、化け物的な何か

に殺された方が有難いですね。

てな、会話を真昼間に朝・昼飲まず食わずで作業していた先輩に振ったら。

顔色がミルミル青ざめて

「そんな事無い。」

と言うので、なんか見ました?

と聞いたら、「見た」との事。

ある日、道を歩いていたら、塀越しに

女性らしきなんかと、平行に歩いて

いる事に気が付いた。

塀が途切れた瞬間その女性らしき、なにか

は忽然といなく無ったそうな。

それだけの話を説明する間に、冷や汗ダラダラで、顔色は青を通り越して土色。

わたしゃ、なんか見えちゃう派閥なんですが、先輩になんか憑いてる様には見えなかった。

多分、幽霊とかじゃ無く、見てはいけない系の何かと出会ったんだろうね。

それが最近の出来事だったらしくて、最近、遷宮されたばかりの、此処でダメなら何処に行けばいいんじゃい!な所でお祓いとかして貰ってね。

でもダメダメで、交通事故に遭うは、嫁さんの実家の事業が上手く行かなくなるは、とピンチの連鎖から、抜け出せ無い。

大苦境を今でも続けておられます。

幽霊なら兎も角、見ただけで生殺し状態に追い込むあれって、なんなのかね?

都合の良い神主・僧侶って、実在するんですかね?

私も、見るだけでマズイ何か見ちゃったので、あさこさ周ってますが、歳を重ねる毎に、悪くなる様にしか進まない負の連鎖。

即座に異界へ連れて行ったり、憑き殺してはくれないのが性格わりー。

以上、脚色もオチも御座いません。

人生とは小説よりも奇なり。

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