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短編2
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神風

music:2

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最初に言うがこれから話すのは怪談というより奇妙な実話だ。

多少の乱文等は許してくれよな。

じゃあ本編にいくぞ、その奇妙なことがあったのは、

俺が高校2年の頃のお盆の頃で、クソ暑い日だったんだよ。

俺は実家に帰省していて、そこは田んぼや山ばっかで

俗に言う、部落を良くしたようなもので

sound:4

こんなウザいくらいの蛙の声と鳥の声しかしない

いわば自然しかない場所なんだ。

ただ、そんな場所にも1つだけ神社はあった。

神主もいないし、境内もあるのに錆びれてしまって

いる神社。壁に穴が空いているのも見えるほどだ。

music:4

この神社は実は俺が実家に帰省した時、毎回

決まって掃除している神社である。

神社好きもある、幼い頃から縁に座り牛乳を

飲んだり、遊んだりさせてもらった代わりと

言ったらおかしいが、そういう気持ちもあった。

music:5

そして今回もいつも通り掃除を終え、参拝し

鳥居を出て帰ろうとした時・・・

sound:8

shake

神社の木がうねるくらいの

凄まじい突風が吹き荒れた。

その時、俺は、「通り雨かな?」くらい

しか考えず、実家に帰った。

何事もなく実家にいたが、この奇妙なことに

気付いたのは、その日の夕食の会話だった。

俺「昼間の風強かったよね?」

他「いや、今日風吹いてないでしょ」

他「雲一つない青空だしな」

他「そもそもそんな風吹いてたら洗濯物

どうなってると思う?」

sound:18

俺は無言になるしかなかった。

泊まった次の日、日課なので神社に

行こうとすると近所の婆ちゃんに逢った

俺は一応と思い・・・

俺「おはようございます、昨日突風

吹きませんでした?午後3時頃だと

思うんですが・・・」

婆さん「んにゃ、昨日は午後はずっと畑

行っとうたがわからんかったね~」

sound:20

もう俺は認めるしかなくなった

ではあの風は何を言いたかったのか?

25歳になっても無事な自分、

神社も無事です、かなり身近な親戚に

危篤もないです・・・

歩いてたし、木揺れてたし勘違いも・・・

これが神風なのかと思いました。

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