私は
貴方の母親だ。
だけど
それは血の繋がりの上でというだけ、
ただそれだけの薄っぺらいもの。
私は
私から産まれた貴方を
愛することがどうしてもできない。
貴方を身籠った時あれほど幸せだったのに
何故だろう?
私に欠陥があるの?
それとも、貴方に・・?
ああ、私の中の悪魔が
貴方を殺したいと切に願っている。
貴方がいなくなれば
私は元の生活を取り戻せる、と。
どうすればいいのかな?
私も貴方も幸せになれる方法を
考えてよ、ねぇ。笑ってないでさ。
ね、じゃあせめて
これだけは教えてよ。
貴方の父親は
一体
誰なの?
作者わたみん