数年前に友達から聞いた話である。
小さな田舎に二軒の民家がある。
左にある一軒家には人が住んでいるのだが、右にある2階建ての民家には誰も住んでいないという話だ。
友達が調べに行ったときには、家のなかはガラ~ンとしていて、呼びかけても誰も返事はしなかったらしい。
(そもそも、どうやって調べたのかは友達は教えてくれなかったが…)
怖くなったその友達は逃げ出した。
翌日に、左隣にあった民家に聞いたところ、右に建てられた物件は、なんでも夫婦が住む予定で建てられたらしいが、夫婦にある事情で住めなくなり、しばらくの間は誰も使う人はいなかったのこと。
なぜ、誰もすまないのか、友達はその民家の人に訊いてみたがその人もわからないと返されてしまったのこと。
明らかに新築であるにもかかわらず、誰もすまなくなった家。
その家でいったい、何があったのかも分からないままその家は、今でもその場に存在している。
G県の物件です。
作者EXMXZ