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短編1
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なぜ?

今晩は、久し振りに投稿します。

三年前の冬の話の続きです。

此はその年の秋の話なんですが、イタコのお孫さんだと云う人と知り合いまして、その人と仲良くしている内に霊感が移ったと云う、いえ移るでは無く元々有ったらしい霊感が溢れ出したと云いましょうか。

そのイタコのお孫さんが言うには、元々私には大きな霊力(その人曰く金色のオーラとの事)が有って、先祖が私に影響が無いようにと結界を貼ったとの事でした。

初めは何も変化が無く、普通に日常は過ぎて行くのですが、ある日から夜中に無人の筈の廊下からペタペタと歩く様な足音、誰かが吹き掛ける息等が聞こえたり感じたりする様になったんです。

其れは友人として付き合って行く内にどんどん鮮明に聞こえる様になりました。

ですが、霊力上昇も此処まで。これ以上上がる前に付き合いを辞めて、普通の日常に戻った筈でした。が、最近又足音が聞こえる様になりました。

其れは今でもです。

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