真夜中、窓を叩く音で目が覚めた。
トトン、トトン、トトンと定期的に窓を叩く音。誰か居るのだろうか?
私は怖くなった。怖いけど思い切って、窓辺のカーテンを開けたのだ。
ベランダの物干し竿に掛けっぱなしのハンガーが風で窓ガラスを叩いていたのだ。
私はほっと胸を撫で下ろし、窓を開けてハンガーを取り込むと窓を閉めて、カーテンを閉めた。
枕元の灯りを消そうと、ふと窓辺を見ると、カーテンの下から白い足が覗いていた。
「入れてくれてありがとう。」
真夜中、窓を叩く音で目が覚めた。
トトン、トトン、トトンと定期的に窓を叩く音。誰か居るのだろうか?
私は怖くなった。怖いけど思い切って、窓辺のカーテンを開けたのだ。
ベランダの物干し竿に掛けっぱなしのハンガーが風で窓ガラスを叩いていたのだ。
私はほっと胸を撫で下ろし、窓を開けてハンガーを取り込むと窓を閉めて、カーテンを閉めた。
枕元の灯りを消そうと、ふと窓辺を見ると、カーテンの下から白い足が覗いていた。
「入れてくれてありがとう。」
コメント | 怖い |
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7 | 16 |
裂久夜様
コメントありがとうございます。
いつも読んでいただき、光栄です。たくさん書き散らしているので、もう自分でどれがどれだかわからなくなってきました。
今回も秀逸です!
コメント&怖いありがとうございます。
あんみつ姫様
星新一さんの大ファンで当時夢中になって図書館で探して読み漁りました。
星新一賞なる、文学賞もあるんですよ。http://hoshiaward.nikkei.co.jp/
残念ながら今回は応募を見逃してしまいました。
締め切りが9月30日なので間に合いませんw
まりか様
はじめまして。私も結構読み逃げのほうなので、申し訳なく思っています。
好きなお話には、「怖い」でお返事をしているつもりになっていますので、お許しいただきたいです。語彙が少ないので、素晴らしい!くらいしか感想が書けないんです。
光道 進様
ショートショートはなかなか、文学賞の応募がないので、厳しいです。
きちんとプロットをたてて、長文を書くということができないので。
プロットをたてて、長文を書き始めると、途端に面白くなくなるんですよね。
自分が飽きっぽい所為なのでしょう。
鏡水花様
私、実は長編が書けないんです。今まで書いた中でも、最高でも2万字くらいでしょうか。
それ以上の長い物は無理なんです。
シリーズ物とか書いていらっしゃる方を見ると、羨ましい限りです。
ラストのセリフ、その場面が頭に浮かんで来て、思わず背筋がゾゾゾワ〜!!
よもつさんは、この様な短編から長編まで、御見逸れしやしたm(_ _)m!!
と、頭を下げたくなるほど、とても上手いです(*^^*)♫
いつも
『流石です!』の、言葉しか出て来ません(*^^*)
これは、私も書いてみたいですが
中々アイディアが浮かばない。
結構、怪談でのショートは難しいと思います。
今は無くなってると思いますが手のひら怪談大賞が
ありました。
読んで、やはりホッとしたところに、度々ーんです。
長編から短篇、ショート、ショートまで、本当によもつさんは
才能がおありになります。
脱帽です。
はじめまして(*_ _)ペコリ
夜中に窓を叩く音にビクビクしながら読み進めて、犯人がハンガーだったことにホッと胸を撫で下ろしたらまさかの展開∑(ºロºlll)
思いっきり油断していただけに受けた衝撃と怖さが半端なかったです((((;゚;Д;゚;))))カタカタカタカタカタカタカタカタカタ
いつもはコメントするの恥ずかしいので読み逃げしてるんですが(←スミマセン)、あまりにも怖かったのでコメントせずにはいられませんでした。
お邪魔しました[壁]彡サッ!
超短編にも拘わらず、怖くて上手です。
創作かと思うのですが、妙なリアリティを感じさせるのは、筆力によるものでしょうね。
以前、こめんとしていらっしゃった 星新一さんのショートショートを思わせます。
寝る前に楽しませていただきました。
作者よもつひらさか