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ある夏の日小学生の俺は親に突然。
「天井裏行ってみたい!!」
と言ったことがある。その時何故か親がすごいびっくりした顔でふざけるなと言いながら怒鳴りつけてきた。
それからというもの不運で仕方がない。
友達に無視されるのだ。中学に上がっても無視は続いた。
高校生になって新しい人に会うのだが話しかけても嫌な顔をして俺のことを無視する。
高校2年になったある夏の日。俺は不意に天井裏のことを思い出した。親に怒られてから俺は天井裏のことは何も言い出さないでいたのだが思い出してしまったのだ。
親に言ったら怒られるので親が寝ている真夜中に天井裏に行くことにした。
天井裏の扉にある突起物に棒を引っ掛け引っ張った。
ガッタン。
埃とともに扉はあいた。
「ウッ!臭い…」
そのにおいはなんとも言えないにおいだった。とにかく臭いのだ。俺はそれを我慢して埃をかぶった階段をゆっくり上がっていく。
ギシッギシッギシッギシッ。
長年使われていなかったせいで階段がしなる。
階段をのぼり上についた。案の定上は真っ暗だった。
念のために用意していた懐中電灯で奥を照らす。
ん…?何かがあるどうやらへんなにおいはここから来ているようだ。
俺はゆっくり近づきその箱を照らした。
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ある夏の日。私の大事な人がいきなり行方不明になった。
小学生の時だった。幼稚園生の頃から私はその人のそばにずっといた。ふざけて結婚しようねって言ったりもしていた。
でも私は本気だった。いきなり消えてさみしかった。辛かった。
そんな日々が続いてそのことも少し忘れてきていた夏の日。突然私はその子のことを思い出した。
なぜだかわからないでもその子の家に行かなきゃっておもったんだ。
私は自転車を飛ばしてそのこの家に向かった。
運良くまだ引っ越していなかった。
ピンポーン。チャイムを鳴らす。
中から人の気配はない。
「だれかいませんかー?」
私はそういいながらドアノブに手をかけた。
ガチャ
鍵がかかっていなかったのだ。
「おじゃましまーす」なぜだか小声で言った。
中はあの時からあまり変わっておらずよく遊びに来ていたので思い出しながら徐々に奥に入っていった。
「えーっとたしかあの子はここの部屋だったよね」
扉を開く
「なに?!このにおい!」
部屋の中からはとてつもない異臭がした。そして一つの変化。天井裏があいていたのだ。
ちいさいころおばちゃんに隠れて
わたしは天井裏に入ったことがあった。おふざけだった。でも…
「そうだ。わたしが…いかなきゃ」
私は急いで天井裏に向かった。
すべて思い出した何もかも忘れ去っていた小さい頃の記憶。
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「ねーゆめちゃん!!」
幼い声が部屋に響く
「なにたかしくん?」
小学生の2人は一つの部屋にいた。
たかし「あのさ!天井裏に秘密でいってみない?」
ゆめ「えっでもおばちゃんおこるよ?大丈夫?」
この頃から2人は両思いで二人の親同士も仲が良かった。
たかし「大丈夫だからこっそりいこ?」
ゆめ「うーん…ばれたらたかしくんのせいだからね!」
そして幼かった2人は天井裏にむかった。
ゆめ「たかしくんここくらいね?埃っぽいし!」
たかし「ねぇゆめちゃん…僕のこと好きだよね?」
ゆめ「え?すきだよ?いきなりどうしたの?」
たかし「ぼくねエッチな動画見たのそしたら女の人と男の人が変なことしてただからそれしてみたい」
ゆめ「え…それってしちゃダメなことだよ!ままに言われたもん。高校生まで待ってなっていわれたの!」
たかし「僕のこと好きなんでしょ?!ならいいじゃん!」
その瞬間たかしはゆめに飛びかかった。
ゆめ「やめてよ!」
ゆめはとっさ的に突き飛ばしてしまった。
ドンッ
鈍い音がした。夢は嫌な予感がして目を開けた。
「ッ!」
目の前には飛び出ていた釘に頭が突き刺さってるたかしがいた。
「いやっ…いやだ!うそだ!」
ゆめは近くにおいてあった気の箱をたかしにかぶせ
天井裏の扉をしめて
その場を走り去った。
「ゆめちゃんどうしたの?たかしわ?」
おばちゃんにはなしかけられても振り向けない。殺してしまったのだから。
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ゆめ「たかしくん…まだここにいたんだね?ごめんね?一人でこんなとこにいて…さみしかったよね?これからは一緒だよ」
ある夏の日高校生が天井裏で無残な姿で発見された。
「ゆめちゃん。やっと思い出したよ。君だけは」
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ゆ る さ な い。
作者ぴよ
こんにちは!ぴよです!
今回は少し長い話を書いてみました!
ご愛読ありがとうございます。